次の記述は、副作用に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。…

医薬品に共通する特性と基本的な知識 第8問

次の記述は、副作用に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。a 医薬品を使用した場合には、期待される有益な反応(主作用)以外の反応が現れることがあり、その中で好ましくないものについては一般に副作用という。b 添加物は基本的に薬理作用がないので、アレルギーを引き起こす原因物質とはなり得ない。c 医薬品を使用する人が副作用をその初期段階で認識することにより、重篤化が回避されることが重要となる。d 副作用は、直ちに明確な自覚症状として現れるので、服用直後に特段の異常が感じられる場合にのみ医療機関を受診すればよい。

正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(a)と(c)です。 【(a)正しい ―― 主作用と副作用】 医薬品を使用すると、期待される有益な反応(主作用)以外の反応が現れることがあります。そのうち、特に不都合を生じないものであれば通常は特段の対処を要しませんが、好ましくないものについては一般に副作用といいます。「主作用以外の反応のうち好ましくないもの」という定義の形を、そのまま覚えてください。 【(b)が誤り ―― 添加物もアレルギーの原因になります】 添加物は、それ自体に薬理作用がないか、あってもごくわずかです。しかし、アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)となり得ます。具体例として、黄色4号(タートラジン)、カゼイン、亜硫酸塩などが挙げられています。「薬理作用がないからアレルギーも起こさない」という論理の飛躍が誤りです。
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【(c)正しい ―― 早期発見が重篤化を防ぐ】 副作用は、初期段階で気づくことができれば重篤化を回避できる場合が多くあります。そのため、使用する人自身が副作用の初期症状を知っていることが重要であり、販売時に「こういう症状が出たら使用を中止して医師の診療を受けてください」と伝えることに意味があります。 【(d)が誤り ―― 自覚症状がないまま進む副作用もあります】 副作用は、必ずしも直ちに明確な自覚症状として現れるとは限りません。血液や内臓の機能への影響のように、自覚症状が乏しいまま進行するものもあり、血液検査などの定期的な検査で初めて分かることもあります。したがって「服用直後に異常が感じられる場合にのみ受診すればよい」というのは誤りです。 【副作用の二つの分類】  薬理作用による副作用 …… 薬の本来の作用が、目的以外の部位に及んだもの  アレルギー(過敏反応) …… 薬理作用とは無関係に、免疫機構が過敏に反応したもの この二分類は繰り返し出題されます。アレルギーは用量に関係なく起こり得る点も重要です。

出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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