医薬品の不適正な使用と有害事象に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

医薬品に共通する特性と基本的な知識 第6問

医薬品の不適正な使用と有害事象に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 青少年は、好奇心から一般用医薬品を興味本位で乱用することがあるので、注意が必要である。b 医薬品の不適正な使用は、使用する人の誤解や認識不足による使用と、本来の目的以外の意図による使用の概ね2つに大別することができる。c 医薬品は安全であるため、乱用されたとしても薬物依存から離脱することは容易である。d 手軽に入手できる一般用医薬品を使用して症状を一時的に緩和するだけの対処を漫然と続けているような場合には、適切な治療の機会を失うことにつながりやすい。

正答 (4)
正答は (4)。(a)(b)(d)が正しく、(c)が誤りです。 【(a)正しい ―― 若年層の乱用】 青少年は、心身の発達が途上にあることに加え、好奇心から興味本位で一般用医薬品を乱用することがあります。特に、鎮咳去痰薬に配合されるコデイン類や、かぜ薬・鎮咳去痰薬に配合される一部の成分は、多量摂取によって多幸感などが得られるために乱用の対象になりやすく、注意が必要です。 【(b)正しい ―― 不適正な使用の二分類】 医薬品の不適正な使用は、大きく次の二つに分けて整理されます。  誤解や認識不足による使用 …… 用法用量の理解不足、自己判断での量の増減、
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 漫然とした長期連用など  本来の目的以外の意図による使用 …… いわゆる乱用。快感を得る目的での大量摂取など この「概ね二つに大別される」という言い回しは、そのまま出題されますので覚えてください。 【(c)が誤り ―― 依存からの離脱は容易ではありません】 医薬品は、適正に使用される限りにおいて安全性が確保されるものであって、無条件に安全というわけではありません。そして一度薬物依存が形成されると、そこから離脱することは容易ではありません。「容易である」という表現がそのまま誤りです。 【(d)正しい ―― 受診勧奨につながる大事な視点】 一般用医薬品で症状を一時的に緩和するだけの対処を漫然と続けていると、背後にある疾患の適切な治療の機会を失うことにつながります。また、有害事象を招く危険性も増します。一定期間または一定回数使用しても症状の改善がみられない場合には、医療機関の受診を勧めることが登録販売者の役割です。 【まとめ】 第一章では「医薬品は適正に使用されることが前提」という原則が繰り返し問われます。安全性を無条件に肯定する選択肢は誤りと判断してよいでしょう。

出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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