次の表はあるかぜ薬に含まれている成分の一覧である。…

主な医薬品とその作用 第22問

次の表はあるかぜ薬に含まれている成分の一覧である。6錠中イブプロフェン 450mgジヒドロコデインリン酸塩 24mgノスカピン 48mgdl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mgL-カルボシステイン 750mgグリチルリチン酸 39mgd-クロルフェニラミンマレイン酸塩 3.5mg無水カフェイン 75mgベンフォチアミン(ビタミンB1誘導体) 25mgこのかぜ薬に含まれている成分とその成分を配合する目的との関係について、正しいものの組み合わせはどれか。a イブプロフェン ― くしゃみや鼻汁を抑えるb ノスカピン ― 咳を抑えるc グリチルリチン酸 ― 炎症による腫れを和らげるd d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 ― 発熱を鎮める

正答 (3)
正答は (3)。関係が正しいのは(b)と(c)です。 【本問の解き方】 成分名から配合目的を言い当てる典型問題です。かぜ薬は多数の成分を組み合わせた製品なので、成分を系統ごとに整理しておけば確実に得点できます。 【(a)が誤り ―― イブプロフェンは解熱鎮痛成分】 イブプロフェンは解熱鎮痛成分であり、発熱や頭痛、関節の痛みを鎮める目的で配合されます。プロスタグランジンの産生を抑えることで、炎症、痛み、発熱を抑えます。くしゃみや鼻汁を抑えるのは抗ヒスタミン成分の働きですから、関係が合っていません。
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 イブプロフェンの注意点  胃腸障害を起こしやすいので、空腹時を避けて服用する  15歳未満の小児には使用しない  胃・十二指腸潰瘍、クローン病、潰瘍性大腸炎にかかったことのある人は、使用前に相談する 【(b)正しい ―― ノスカピンは鎮咳成分】 ノスカピンは鎮咳成分で、咳を抑える目的で配合されます。延髄の咳嗽中枢に作用して咳を鎮めるもので、麻薬性成分ではない(非麻薬性)点が、コデイン類との違いです。  麻薬性 …… コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩。依存性あり  非麻薬性 …… ノスカピン、デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物、  チペピジンヒベンズ酸塩、クロペラスチン塩酸塩 【(c)正しい ―― グリチルリチン酸は抗炎症成分】 グリチルリチン酸は抗炎症成分で、炎症による腫れを和らげる目的で配合されます。カンゾウ(甘草)の主成分です。  注意すべき副作用は偽アルドステロン症  体内にナトリウムと水が貯留し、カリウムが排泄されて生じる  症状は手足の脱力、血圧上昇、むくみ、体重増加、手足のけいれん、脱力感  1日最大服用量がグリチルリチン酸として40ミリグラム以上の製品は、  むくみ、心臓病、腎臓病、高血圧の診断を受けた人は使用前に相談する 【(d)が誤り ―― クロルフェニラミンは抗ヒスタミン成分】 d-クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン成分で、くしゃみや鼻汁を抑える目的で配合されます。発熱を鎮める成分ではありません。(a)と(d)の説明がちょうど入れ替わっている、という作りの問題です。副作用として眠気を生じるため、服用後は乗物や機械類の運転操作を避けるよう説明してください。

出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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