内用痔疾用薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第42問

内用痔疾用薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a セイヨウトチノミは、殺菌作用を期待して配合される。b カルバゾクロムは、止血効果を期待して配合される。c ビタミンEは、うっ血を改善する効果を期待して配合される。d オウゴンは、抗炎症作用を期待して配合される。

正答 (5)
正答は (5)。(b)(c)(d)が正しく、(a)が誤りです。 【(a)が誤り ―― セイヨウトチノミは血行促進・抗炎症】 セイヨウトチノミ(マロニエ)は、トチノキ科のセイヨウトチノキ(マロニエ)の種子を用いた生薬で、血行促進、抗炎症等の作用を期待して用いられます。殺菌作用ではありません。  外用痔疾用薬・内用痔疾用薬に用いられる生薬  シコン(ムラサキ科のムラサキの根) ……  新陳代謝促進、殺菌、抗炎症  セイヨウトチノミ …… 血行促進、抗炎症  カイカ(エンジュの蕾)、カイカク(エンジュの成熟果実) ……
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 止血  オウゴン(コガネバナの周皮を除いた根) …… 抗炎症 【(b)正しい ―― カルバゾクロムは止血成分】 カルバゾクロムは止血成分で、毛細血管を補強、強化して出血を抑える効果を期待して配合されます。歯槽膿漏薬でも、炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える目的で用いられます。 【(c)正しい ―― ビタミンEとうっ血】 ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル)は、肛門周囲の末梢血管の血行を促して、うっ血を改善する効果を期待して配合されます。痔は肛門周囲の組織がうっ血することで生じるため、血行を改善することが治療の要になります。  内用痔疾用薬に配合されるビタミン  ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル) ……  末梢血管の血行改善、うっ血の改善  ビタミンE以外では、  ビタミンC(アスコルビン酸)が毛細血管を強化して出血を抑える、傷の治りを促す目的で配合されます 【(d)正しい ―― オウゴンは抗炎症】 オウゴン(黄芩)は、シソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とする生薬で、抗炎症作用を期待して用いられます。 【痔の基礎知識もあわせて】  痔核(いぼ痔) ……  肛門に存在する細かい血管群がうっ血し、肛門内にいぼ状の腫れが生じたもの。  直腸粘膜にできた内痔核は自覚症状が少ないが、排便時に出血することがある。  肛門の出口側にできた外痔核は強い痛みを生じる  裂肛(切れ痔、裂け痔) ……  便秘などにより硬くなった糞便を排泄する際や、下痢の勢いなどで、肛門の出口からやや内側の上皮が傷つき、裂けた状態  痔瘻(あな痔) ……  肛門の周囲に存在する肛門腺窩(肛門小窩)に糞便のかすが溜まって炎症・化膿を生じた状態 痔の予防には、長時間座り続けない、便秘を避ける、肛門を清潔に保つといった生活習慣の改善が基本になります。薬を勧めるだけでなく、この助言も添えてください。

出典:登録販売者試験 令和4年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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