かぜ(感冒)等に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第21問

かぜ(感冒)等に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a かぜは単一の疾患ではなく、上気道の急性炎症の総称で、通常は数日~1週間程度で自然寛解する。b かぜの約8割は細菌の感染が原因である。c かぜとよく似た症状が現れる疾患に、リウマチ熱、肺結核、髄膜炎がある。d インフルエンザ(流行性感冒)は、かぜと同程度の感染力であるが、重症化しやすい。

正答 (1)
正答は (1)。(a)(c)が正しく、(b)(d)が誤りです。 【(a)正しい ―― かぜは単一の疾患ではありません】 かぜ(感冒)は単一の疾患ではなく、主に上気道の急性炎症の総称です。通常は数日から1週間程度で自然寛解し、予後は良好とされています。「単一の疾患ではない」「上気道」「自然寛解」の三語が出題の的です。 【(b)が誤り ―― 約8割は「ウイルス」】 かぜの原因の約8割はウイルスの感染です。ライノウイルス、コロナウイルス、アデノウイルスなど、200種類を超えるウイルスが原因となり得るとされています。残りは細菌の感染や、まれに冷気や乾燥、アレルギーのような非感染性の要因によります。「細菌の感染が原因である」としている点が誤りです。かぜ薬(総合感冒薬)がウイルスの増殖を抑えたり、体内から取り除いたりするものではないという記述とセットで覚えてください。
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【(c)正しい ―― かぜとよく似た症状が現れる疾患】 かぜとよく似た症状を示す疾患は多く、リウマチ熱、肺結核、髄膜炎のほか、関節リウマチ、急性肝炎、喘息、アレルギー性鼻炎なども挙げられています。これらを「かぜ」と自己判断して市販薬で済ませてしまうと、適切な治療の機会を逃すことになります。 【(d)が誤り ―― インフルエンザは感染力が強い】 インフルエンザ(流行性感冒)は、かぜと同様のウイルス感染症ですが、感染力が強く、また重症化しやすいため、かぜとは区別して扱われます。「かぜと同程度の感染力」としている点が誤りです。 【関連して押さえること】 かぜの症状は、くしゃみ、鼻汁・鼻閉、咽頭痛、咳、痰などの呼吸器症状と、発熱、頭痛、関節痛、全身倦怠感などの全身症状が組み合わさって現れます。冬場に、発熱や頭痛を伴って悪心・嘔吐や下痢などの消化器症状が現れた場合は、かぜではなくウイルス性胃腸炎であることが多い、という記述も出題されます。

出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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