次の記述は、口腔咽喉薬及び含嗽薬の配合成分に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第30問

次の記述は、口腔咽喉薬及び含嗽薬の配合成分に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。a トラネキサム酸は、声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み又は喉の腫れの症状を鎮めることを目的として用いられる。b セチルピリジニウム塩化物は、鶏卵アレルギーの既往歴がある人では使用を避ける必要がある。c アズレンスルホン酸ナトリウムは、口腔内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させ、その増殖を抑えることを目的として用いられる。d ラタニアは、咽頭粘膜を収斂させる作用がある。

正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)と(d)です。 【(a)正しい ―― トラネキサム酸は抗炎症成分】 トラネキサム酸は抗炎症成分で、声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み、喉の腫れといった症状を鎮める目的で用いられます。体内で炎症の発生に関与する物質の産生を抑える働きによるものです。  注意点  凝固した血液を溶解されにくくする働きがあるため、  血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎など)や血栓を起こすおそれのある人は、使用前に相談が必要 【(b)が誤り ―― 鶏卵アレルギーはリゾチームの話】
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鶏卵アレルギーの既往歴がある人で使用を避ける必要があるのは、塩化リゾチーム(リゾチーム塩酸塩)です。リゾチームは鶏卵の卵白から抽出された酵素であるため、鶏卵アレルギーの人ではアレルギー症状を招くおそれがあります。セチルピリジニウム塩化物は殺菌消毒成分であって、鶏卵とは無関係です。  セチルピリジニウム塩化物、デカリニウム塩化物、ベンゼトニウム塩化物  …… 陽性界面活性成分。細菌や真菌類に対する殺菌消毒作用を示すが、結核菌やウイルスには効果がない 【(c)が誤り ―― アズレンは抗炎症・粘膜修復】 アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)は抗炎症成分であり、粘膜の組織修復を促す目的で用いられます。微生物を死滅させたり増殖を抑えたりする殺菌消毒成分ではありません。説明が殺菌消毒成分のものにすり替えられているので誤りです。 【(d)正しい ―― ラタニアは収斂作用】 ラタニアは、クラメリア科のラタニアの根を基原とする生薬で、咽頭粘膜をひきしめる(収斂させる)作用により、炎症の寛解を促す効果を期待して用いられます。  口腔咽喉薬に用いられる生薬の整理  ラタニア …… 収斂作用  ミルラ …… 収斂作用、抗菌作用。カンラン科のミルラの樹脂  ウイキョウ …… 芳香による清涼感  ハッカ、ユーカリ …… 芳香による清涼感 【まとめ】 口腔咽喉薬の成分は、殺菌消毒、抗炎症、局所麻酔、収斂の四つに分けて整理すると、記述の取り違えに気づきやすくなります。

出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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