一般用医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

人体の働きと医薬品 第75問

一般用医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 副作用は、医薬品服用時のアルコールの飲用が原因で起きる場合がある。b 薬疹とは、医薬品によって引き起こされるアレルギー反応の一種で、発疹・発赤等の皮膚症状を呈する場合をいう。c 中毒性表皮壊死融解症は非常に発生頻度が高く、重篤な疾患であるため注意が必要である。d 厚生労働省が公表している「重篤副作用疾患別対応マニュアル」には、一般用医薬品によって発生する副作用については記載されていない。

正答 (3)
正答は (3)。(a)(b)が正しく、(c)(d)が誤りです。 【(a)正しい ―― アルコールと副作用】 副作用は、医薬品服用時のアルコールの飲用が原因で起きる場合があります。アルコールは、主に肝臓で代謝されるため、アルコールをよく摂取する人では、肝臓の代謝機能が高まっていることが多く、医薬品の成分が通常よりも速く代謝され、十分な効果が得られなくなることがあります。逆に、代謝によって生じる物質が増えることで、肝臓への負担が大きくなる場合もあります。アセトアミノフェンについて「肝機能障害を生じやすくなる」と説明されるのは、この理由によります。
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【(b)正しい ―― 薬疹の定義】 薬疹とは、医薬品によって引き起こされるアレルギー反応の一種で、発疹・発赤等の皮膚症状を呈する場合をいいます。  薬疹について押さえること  あらゆる医薬品で起こる可能性があり、  同じ医薬品でも生じる発疹の型は人によって様々である  それまで薬疹を経験したことがない人でも、  暑さや疲労、ストレス、睡眠不足などが引き金となって現れることがある  薬疹が現れた場合には原因と思われる医薬品の使用を中止し、  自己判断で対症療法を行わない。  特に痒みの症状に対して、ステロイド性抗炎症成分が配合された  外用薬を使用すると、症状を悪化させるおそれがある  医薬品の使用後、1から2週間で起こることが多いが、  長期使用後に突然発症することもある 【(c)が誤り ―― 発生頻度は低い】 中毒性表皮壊死融解症(ライエル症候群)の発生頻度は、人口100万人あたり年間0.4人から1.2人と報告されており、決して発生頻度が高いものではありません。ただし、発症すると致命的な転帰をたどることがあり、一旦回復した後も、視力障害等の後遺症を残すことがある重篤な疾患です。「発生頻度が高い」という部分だけが誤りで、「重篤な疾患である」という後半は正しい、という作りになっています。 【(d)が誤り ―― 一般用医薬品の副作用も記載されています】 厚生労働省が公表している重篤副作用疾患別対応マニュアルは、医療用医薬品のみを対象とするものではなく、一般用医薬品によって発生する副作用も含めて記載されています。このマニュアルは、医療関係者向けに作成されたもので、独立行政法人医薬品医療機器総合機構のホームページで公開されています。

出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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