次の記述は、薬の代謝及び排泄に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。…

人体の働きと医薬品 第74問

次の記述は、薬の代謝及び排泄に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。a 経口投与後、消化管で吸収された医薬品の有効成分は、全身循環に入る前にリンパ管を経由して肝臓を通過する。b 医薬品の有効成分と血漿タンパク質との複合体は、腎臓で濾過されないため、この複合体が形成されると、有効成分が長く循環血液中に留まることとなり、作用が持続する原因となる。c 肝初回通過効果とは、全身循環に移行する有効成分の量が、消化管で吸収された量よりも、肝臓で代謝を受けた分だけ少なくなることをいう。d 医薬品の有効成分は、未変化体のままで、あるいは代謝物として体外へ排出されるが、肺から呼気中へ排出されることはない。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(b、c)です。 【a 誤り ―― 経由するのは「門脈」】 経口投与後、消化管で吸収された有効成分は、消化管の毛細血管から血液中へ移行し、全身循環に入る前に門脈という血管を経由して肝臓を通過します。「リンパ管」は誤りです。 【b 正しい ―― 血漿タンパク質との複合体】 多くの有効成分は、血液中で血漿タンパク質と結合して複合体を形成しています。複合体は腎臓で濾過されないため、有効成分が長く循環血液中に留まることとなり、作用が持続する原因となります。また、複合体を形成している有効成分の分子は、薬物代謝酵素の作用で代謝されません。
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【c 正しい ―― 肝初回通過効果】 肝臓で代謝を受けた分だけ、全身循環に移行する有効成分の量は、消化管で吸収された量よりも少なくなります。これを肝初回通過効果といいます。 【d 誤り ―― 肺から呼気中へも排出される】 有効成分は未変化体のままで、あるいは代謝物として、腎臓から尿中へ、肝臓から胆汁中へ、または肺から呼気中へ排出されます。その他に汗中や母乳中などの経路もありますが、体内からの消失経路としての意義は小さいとされます。

出典:登録販売者試験 令和5年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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