次の記述は、循環器系に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。…

人体の働きと医薬品 第76問

次の記述は、循環器系に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。a 鬱血性心不全とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる病態である。b 息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重増加、咳とピンク色の痰などを認めた場合は、鬱血性心不全の可能性がある。c 心不全の既往がある人は、薬剤による心不全を起こしやすい。d 医薬品を適正に使用している場合は、動悸や一過性の血圧上昇、顔のほてりを生じることはない。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(b)と(c)です。 【(a)が誤り ―― これは不整脈の説明です】 心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で、心臓の拍動リズムが乱れる病態は不整脈です。鬱血性心不全は、心臓のポンプ機能が低下し、血液を全身に送り出す能力が低下して、肺に血液が貯留する(うっ血する)ことによって種々の症状を示す疾患です。  不整脈で現れる症状  めまい、立ちくらみ、全身のだるさ(疲労感)、動悸、息切れ、  胸部の不快感、脈の欠落など  腎機能や肝機能の低下、  併用薬との相互作用等が原因で発症リスクが高まることがある
解説の続きをみる続きを閉じる
 失神(一過性の意識消失)を生じた場合は、  自動車の運転等を避け、直ちに医療機関を受診する 【(b)正しい ―― 鬱血性心不全の症状】 息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重増加、咳とピンク色の痰などを認めた場合は、鬱血性心不全の可能性があります。  ピンク色の痰は、肺のうっ血によって  血液の成分が気道に染み出したことを示す、特徴的なサインです  急な体重増加は、体内に水分が溜まっていることを示します 【(c)正しい ―― 既往がある人はリスクが高い】 心不全の既往がある人は、薬剤による心不全を起こしやすいとされています。そのため、医薬品を使用する前には心臓病の診断を受けたことがあるかを確認することが重要になります。 【(d)が誤り ―― 適正使用でも生じます】 医薬品を適正に使用している場合であっても、動悸や一過性の血圧上昇、顔のほてりを生じることがあります。とりわけアドレナリン作動成分やカフェイン類を含む医薬品では、通常の用法用量でもこうした症状が現れ得ます。「生じることはない」という言い切りが誤りです。 【販売時の助言】  高血圧や心臓病等、循環器系の疾患の診断を受けている人は、  医薬品を使用する前にその適否について十分な検討がなされるべきであり、使用後に異常が現れた場合には速やかに医師の診療を受ける  自覚症状が現れにくいこともあるため、  「少しおかしい」と感じた段階で相談するよう伝えておくとよいでしょう

出典:登録販売者試験 令和3年度(北海道 公表問題)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「人体の働きと医薬品」のほかの問題

  1. 令和7年度 第76問精神神経系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれ
  2. 令和4年度 第69問皮膚、骨に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  3. 令和5年度 第62問消化器系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  4. 令和5年度 第75問医薬品が原因となる肝機能障害に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  5. 令和6年度 第68問泌尿器系に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
  6. 令和7年度 第61問口腔に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク