次の記述は、医薬品の本質に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。…
医薬品に共通する特性と基本的な知識 第1問
次の記述は、医薬品の本質に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。a 殺虫剤など人体に対して使用されない医薬品は、人体がそれに曝されても健康を害するおそれはない。b 医薬品は、市販後にも、医学・薬学等の新たな知見、使用成績等に基づき、その有効性、安全性等の確認が行われる仕組みになっている。c 医薬品医療機器等法では、健康被害の発生の可能性の有無にかかわらず、異物等の混入、変質等がある医薬品を販売等してはならない旨を定めている。d 一般用医薬品は、医薬品医療機器等法の対象となるが、製造物責任法の対象とはならない。
- (1)(a、b)
- (2)(a、d)
- (3)(b、c)
- (4)(c、d)
正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(b)と(c)です。
【(a)が誤り ―― 殺虫剤でも健康を害します】
殺虫剤など人体に対して使用されない医薬品であっても、人体がそれに曝されれば健康を害するおそれがあります。誤って人体がそれらに曝されれば、中毒等を生じることがあるため、取扱いには注意が必要とされています。「おそれはない」という言い切りが誤りです。
関連して、殺虫剤等の容器には
「注意 人体に使用しないこと」の文字を記載することが法定表示事項として定められています
【(b)正しい ―― 市販後も確認は続きます】
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医薬品は、市販後にも、医学・薬学等の新たな知見、使用成績等に基づき、その有効性、安全性等の確認が行われる仕組みになっています。
その仕組みの例
再審査制度、再評価制度
医薬品・医療機器等安全性情報報告制度
製造販売後調査
その結果、リスク区分の見直し、承認基準の見直し等がなされ、販売時の取扱いや製品の成分分量、効能効果、用法用量、使用上の注意等が変更されることがあります。
【(c)正しい ―― 健康被害の有無にかかわらず販売禁止】
医薬品医療機器等法では、健康被害の発生の可能性の有無にかかわらず、異物等の混入、変質等がある医薬品を販売等してはならない旨を定めています。実際に害が出たかどうかではなく、そうした状態の医薬品であること自体が問題とされる、という点が要点です。
【(d)が誤り ―― 製造物責任法の対象になります】
一般用医薬品は、医薬品医療機器等法の対象であるとともに、製造物責任法(PL法)の対象にもなります。
製造物責任法
平成7年(1995年)7月に施行された
製造物の欠陥により、人の生命、身体または財産に係る被害が生じた場合の
製造業者等の損害賠償責任について定めている
医薬品の販売等に従事する者においては、
製品回収等の措置に関しても、医薬品の販売等を行う者としての責務を果たす必要がある
なお、医薬品または医薬部外品に関する苦情について公平・中立な立場で相談に応じる窓口として、医薬品PLセンターが日本製薬団体連合会に開設されています。
出典:登録販売者試験 令和4年度(北海道 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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