第1欄の記述は、かぜ薬として使用される漢方処方製剤に関するものである。第1欄の記述に該当する漢方処方製剤として正しいもの…

主な医薬品とその作用 第21問

第1欄の記述は、かぜ薬として使用される漢方処方製剤に関するものである。第1欄の記述に該当する漢方処方製剤として正しいものは第2欄のどれか。第1欄体力中等度又はやや虚弱で、多くは腹痛を伴い、ときに微熱・寒気・頭痛・吐きけなどのあるものの胃腸炎、かぜの中期から後期の症状に適すとされる。

正答 (3)
正答は (3)。該当する漢方処方製剤は柴胡桂枝湯です。 【第1欄の手がかり】 決め手になるのは、多くは腹痛を伴いという点と、かぜの中期から後期の症状という点です。かぜ薬として用いられる漢方処方の中で、腹痛を伴う胃腸炎とかぜの中期から後期の両方を効能に挙げているのは柴胡桂枝湯だけです。  柴胡桂枝湯  体力中等度またはやや虚弱で、多くは腹痛を伴い、  ときに微熱・寒気・頭痛・吐きけなどのあるものの胃腸炎、かぜの中期から後期の症状に適す  カンゾウを含む  まれに重篤な副作用として間質性肺炎、肝機能障害を生じる
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【他の選択肢との区別】 (1)桂枝湯は、 体力虚弱で、汗が出るもののかぜの初期に適すとされます。「汗が出る」「初期」という点で、本問の記述と合いません。カンゾウを含みます。 (2)小青竜湯は、 体力中等度またはやや虚弱で、うすい水様の痰を伴う咳や鼻水が出るものの気管支炎、気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症に適すとされます。「うすい水様の痰」という表現が特徴です。カンゾウ、マオウを含み、まれに重篤な副作用として肝機能障害、間質性肺炎、偽アルドステロン症を生じます。 (4)麻黄湯は、 体力充実して、かぜのひきはじめで、寒気がして発熱、頭痛があり、咳が出てその他の身体の節々が痛く、汗が出ていないものに適すとされます。「体力充実」「汗が出ていない」が特徴です。カンゾウ、マオウを含み、マオウの含有量が多いため、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人には不向きです。 (5)香蘇散は、 体力虚弱で、神経過敏で気分がすぐれず胃腸の弱いもののかぜの初期に適すとされます。「神経過敏」「気分がすぐれず」が特徴です。カンゾウを含みます。 【かぜに用いる漢方処方を体力で並べる】  体力充実 …… 麻黄湯(汗が出ていない)  体力中等度以上 …… 葛根湯(汗をかいていない。肩こりにも)  体力中等度 …… 小柴胡湯(舌に白苔がつく)  体力中等度をめやすとして …… 半夏厚朴湯(咽喉・食道部に異物感)  体力中等度またはやや虚弱 ……  柴胡桂枝湯(腹痛を伴う。中期から後期)、小青竜湯(水様の痰)  体力中等度以下 …… 麦門冬湯(痰が切れにくく、ときに強く咳こむ)  体力虚弱 …… 桂枝湯(汗が出る)、  香蘇散(神経過敏、胃腸が弱い) 冒頭の体力の記述と、特徴的な一語(汗、腹痛、水様の痰、異物感)を組にして覚えると、確実に見分けられるようになります。

出典:登録販売者試験 令和4年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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