腸の不調に対する薬や受診勧奨に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第33問

腸の不調に対する薬や受診勧奨に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 整腸薬には、医薬部外品として製造販売されている製品もあるが、配合できる成分やその上限量が定められており、また、効能・効果の範囲も限定されている。b 下痢に伴って脱水症状を招きやすいため、下痢への対処においては水分・電解質の補給が重要である。c 刺激性瀉下成分を主体とする瀉下薬は、常用しても効果が弱くなることはないため、継続的に使用するよう説明する。d 便秘による腹痛が著しい場合や、便秘に伴って吐きけや嘔吐が現れた場合には、急性腹症の可能性があるため、安易に瀉下薬を使用せずに医師の診療を受けるなどの対応が必要である。

正答 (4)
正答は (4)。a 正、b 正、c 誤、d 正 の組み合わせです。 【a 正しい ―― 医薬部外品の整腸薬】 整腸薬、瀉下薬では、医薬部外品として製造販売されている製品もありますが、それらは人体に対する作用が緩和なものとして、配合できる成分(瀉下薬については、糞便のかさや水分量を増すことにより作用する成分に限られる)やその上限量が定められており、また、効能・効果の範囲も限定されています。 【b 正しい ―― 水分・電解質の補給】 下痢に伴って脱水症状を招きやすいため、水分・電解質の補給が重要です。
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【c 誤り ―― 常用すると効果が弱くなる】 刺激性瀉下成分を主体とする瀉下薬は、繰り返し使用されると腸管の感受性が低下して効果が弱くなるため、常用を避ける必要があります。大腸刺激性瀉下成分配合の瀉下薬は便秘時の頓服として使用すべきで、毎日の排便が滞るような時は、無機塩類や膨潤性瀉下成分の製剤を使用したり、整腸成分の製剤を並行して使用したり、食物繊維を積極的に摂るなどの方法を指導します。「継続的に使用するよう説明する」は誤りです。 【d 正しい ―― 急性腹症の可能性】 便秘による腹痛が著しい場合や、便秘に伴って吐きけや嘔吐が現れた場合には、急性腹症(腸管の狭窄、閉塞、腹腔内器官の炎症等)の可能性があり、瀉下薬の配合成分の刺激によってその症状を悪化させるおそれがあります。安易に瀉下薬を使用せずに医師の診療を受けるなどの対応が必要です。

出典:登録販売者試験 令和5年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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