駆虫薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…
主な医薬品とその作用 第36問
駆虫薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫と条虫である。b 腸管内に生息する虫体のほか、虫卵にも作用する。c 駆虫効果を高めるため、複数の駆虫薬を併用することが推奨される。d ヒマシ油を使用すると腸管内で駆虫成分が吸収されやすくなり、副作用を生じる危険性が高まるため、ヒマシ油との併用は避ける必要がある。
- (1)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (2)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 正
- (3)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 正
- (4)a: 誤 b: 誤 c: 誤 d: 正
- (5)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
正答 (4)
正答は (4)。a 誤、b 誤、c 誤、d 正 の組み合わせです。
【a 誤り ―― 対象は回虫と「蟯虫」】
一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫と蟯虫です。条虫(いわゆるサナダ虫など)や吸虫、鉤虫、旋毛虫、鞭虫等の駆除を目的とする一般用医薬品はありません。
【b 誤り ―― 虫卵には作用しない】
駆虫薬は腸管内に生息する虫体にのみ作用し、虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫(回虫の場合)には駆虫作用が及びません。そのため、それらが成虫となった頃にあらためて使用しないと完全に駆除できず、再度駆虫を必要とする場合には、1ヵ月以上間隔を置いてから使用することとされています。
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【c 誤り ―― 併用しても効果は高まらない】
複数の駆虫薬を併用しても駆虫効果が高まることはなく、副作用が現れやすくなり、また、組合せによってはかえって駆虫作用が減弱することもあります。一度に多く服用しても駆虫効果が高まることはありません。
【d 正しい ―― ヒマシ油との併用は避ける】
駆除した虫体や腸管内に残留する駆虫成分の排出を促すため瀉下薬が併用されることがありますが、ヒマシ油を使用すると腸管内で駆虫成分が吸収されやすくなり、副作用を生じる危険性が高まるため、ヒマシ油との併用は避ける必要があります。
【関連する知識】
食事を摂って消化管内に内容物があるときに使用すると、駆虫成分の吸収が高まることから、空腹時に使用することとされているものが多いです。
出典:登録販売者試験 令和5年度(北海道 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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