かぜ薬の成分に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを一つ選べ。…

主な医薬品とその作用 第22問

かぜ薬の成分に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを一つ選べ。( a )は15歳未満の小児で水痘(水疱瘡)又はインフルエンザにかかっているときには使用を避ける必要があるが、一般の生活者にとっては、かぜとインフルエンザとの識別は必ずしも容易でない。インフルエンザの流行期には解熱鎮痛成分が( b )や生薬成分のみからなる製品の選択を提案するなどの対応を図ることが重要である。

正答 (4)
正答は (4)。(a)に入るのはエテンザミド、(b)に入るのはアセトアミノフェンです。 【(a)はサリチル酸系 ―― ライ症候群を避けるため】 15歳未満の小児で、水痘(水疱瘡)やインフルエンザにかかっているときに使用を避けなければならないのは、サリチル酸系の解熱鎮痛成分です。  アスピリン(アセチルサリチル酸)  アスピリンアルミニウム  サザピリン  サリチル酸ナトリウム  エテンザミド 理由はライ症候群です。これは、主として小児が水痘やインフルエンザなどのウイルス性疾患にかかっているときに、激しい嘔吐や意識障害、けいれんなどを伴う急性脳症を起こすもので、死亡することもあります。サリチル酸系成分との関連が示唆されているため、15歳未満には使わせない、という取扱いになっています。
解説の続きをみる続きを閉じる
なお、アスピリン、アスピリンアルミニウム、サザピリン、サリチル酸ナトリウムは、一般用医薬品では15歳未満の小児に対してはいかなる場合も使用しないこととされています。エテンザミドとサリチルアミドは、水痘又はインフルエンザにかかっている、あるいはその疑いのある15歳未満に使わない、という書き方です。制限のかかり方に差があることまで押さえておくと、応用問題に強くなります。 【(b)はアセトアミノフェン ―― 代わりに勧められる成分】 インフルエンザの流行期には、解熱鎮痛成分がアセトアミノフェンのみ、あるいは生薬成分のみからなる製品を提案する、という対応が求められます。アセトアミノフェンはサリチル酸系ではなく、ライ症候群との関連が問題にされていないためです。 【アセトアミノフェンで注意すべき点】 安全に使えるという意味ではありません。アセトアミノフェンは、  主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらし、末梢での抗炎症作用は期待できない  まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じる(空腹時の服用、飲酒で危険が高まる) という特徴があります。「炎症を抑えたいとき」には向かない、という点もあわせて覚えてください。

出典:登録販売者試験 令和元年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「主な医薬品とその作用」のほかの問題

  1. 令和2年度 第42問アレルギーに関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
  2. 令和3年度 第48問皮膚に用いる薬に関する記述について、正しいものの組合せを一つ選べ。
  3. 令和4年度 第54問ビタミン主薬製剤に配合されるビタミン成分のうち、次の記述にあてはまる最も適切なものを一つ
  4. 令和5年度 第60問尿糖・尿タンパク検査薬に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
  5. 令和7年度 第26問次の記述にあてはまる漢方処方製剤として、最も適切なものを選べ。
  6. 令和8年度 第32問咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられる漢方処方製剤のうち、マオウを含むものの組合せを

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク