咳を抑えることを目的とする成分のうち、授乳中の女性が避けなければならない成分を一つ選べ。…

主な医薬品とその作用 第31問

咳を抑えることを目的とする成分のうち、授乳中の女性が避けなければならない成分を一つ選べ。

正答 (4)
正答は (4)。授乳中の女性が避けなければならないのはジヒドロコデインリン酸塩です。 【なぜジヒドロコデインリン酸塩なのか】 ジヒドロコデインリン酸塩(およびコデインリン酸塩水和物)は、延髄の咳嗽中枢に作用して咳を抑える麻薬性鎮咳成分です。次の点が重要です。  血液胎盤関門を通過し、乳汁中にも移行する  母乳を介して乳児がモルヒネ中毒を起こしたとの報告があり、   呼吸抑制を生じるおそれがある  そのため、授乳中の人は服用しないか、服用する場合は授乳を避ける さらに、12歳未満の小児には使用禁忌とされています。これは呼吸抑制のリスクが高いためで、近年の改訂で加わった重要な数字です。
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【麻薬性鎮咳成分のその他の注意】  依存性がある(乱用のおそれがあり、販売時に注意が必要)  胃腸の運動を低下させるため、便秘が現れやすい  呼吸抑制のおそれがあるため、喘息発作中の人や重い肝臓病の人は避ける 【他の選択肢について ―― いずれも非麻薬性鎮咳成分】 残りの4つは、非麻薬性の鎮咳成分で、授乳を理由に避けるべき成分としては挙げられていません。  ノスカピン塩酸塩 …… 延髄の咳嗽中枢に作用する非麻薬性鎮咳成分  チペピジンヒベンズ酸塩 …… 鎮咳作用に加えて去痰作用も期待される  クロペラスチン塩酸塩 …… 非麻薬性鎮咳成分  ジメモルファンリン酸塩 …… 非麻薬性鎮咳成分 【覚え方】 鎮咳成分で「コデイン」の字が入っていたら麻薬性、と機械的に判断して構いません。コデインリン酸塩水和物とジヒドロコデインリン酸塩の2つだけが麻薬性です。

出典:登録販売者試験 令和元年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ

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