肌の角質化、かさつきを改善する成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。…

主な医薬品とその作用 第49問

肌の角質化、かさつきを改善する成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。a いぼに用いる製品は、医薬品としてのみ認められており、原因となるウイルスに対する抑制作用を有している。b サリチル酸は、角質成分を溶解することにより角質軟化作用を示す。c 尿素は、角質層を構成するケラチンを変質させることにより角質軟化作用を示す。d オリブ油は、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善する。

正答 (4)
正答は (4)。(a)誤、(b)正、(c)誤、(d)正です。 【(a)が誤り ―― ウイルスを抑える作用はない】 いぼ(疣贅)は、表皮が隆起した小型の良性の腫瘍で、ウイルス性のいぼと老人性のいぼに大別されます。いぼに用いる製品は、角質を軟化させて取り除くことを目的とするものであり、原因となるウイルスに対する抑制作用はありません。誤っているのは、後半のこの部分です。 前半の「医薬品としてのみ認められており」は正しい内容です。角質軟化薬のうち、配合成分やその濃度等があらかじめ定められた範囲内の製品は、医薬部外品(うおのめ・たこ用剤)として製造販売されていますが、いぼに用いる製品は医薬品としてのみ認められています。
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なお、いぼが広範囲にわたって生じたり、外陰部や肛門周囲に生じたりした場合には、医師の診療を受けるなどの対応が必要です。 【(b)正しい ―― サリチル酸は角質を溶かす】 サリチル酸は、角質成分を溶解することにより角質軟化作用を示します。うおのめ、たこ、いぼ、皮膚の角質化、かさつきなどに用いられます。 抗菌、抗真菌、抗炎症作用も期待され、にきび用薬や頭皮のふけを抑える毛髪用薬にも配合されます。 【(c)が誤り ―― これはイオウの説明】 設問の「角質層を構成するケラチンを変質させることにより角質軟化作用を示す」は、イオウの説明です。イオウは、皮膚表面の角質を軟化させるほか、抗菌・抗真菌作用も示すため、にきび用薬やみずむし・たむし用薬にも用いられます。 本当の尿素は、角質層の水分保持量を高めて、皮膚の乾燥を改善する保湿成分です。溶かすのではなく、うるおわせる、と覚えてください。 【(d)正しい ―― オリブ油は保湿成分】 オリブ油は、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善する保湿成分です。 保湿成分には、ほかに次のものがあります。  グリセリン  尿素  白色ワセリン  ヘパリン類似物質(血行促進作用、抗炎症作用もある) 【まとめて覚えるなら】  溶かす(角質軟化) …… サリチル酸(角質成分を溶解)、   イオウ(ケラチンを変質)  うるおす(保湿) …… 尿素、グリセリン、白色ワセリン、オリブ油、   ヘパリン類似物質 「尿素は溶かす側、と勘違いさせる」のが定番の出題パターンです。

出典:登録販売者試験 令和元年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ

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