筋組織に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを一つ選べ。…
人体の働きと医薬品 第68問
筋組織に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを一つ選べ。顕微鏡で観察すると横縞模様が見える( a )は、随意筋である。一方、( b )神経系に支配されている( c )は、血管壁や膀胱等に分布する意識的にコントロールできない筋で、比較的弱い力で持続的に収縮する特徴がある。
- (1)a: 骨格筋 b: 自律 c: 平滑筋
- (2)a: 骨格筋 b: 体性 c: 心筋
- (3)a: 平滑筋 b: 自律 c: 心筋
- (4)a: 心筋 b: 体性 c: 骨格筋
- (5)a: 心筋 b: 自律 c: 平滑筋
正答 (1)
正答は (1)。(a)骨格筋、(b)自律、(c)平滑筋です。
【筋組織の三種類を表で覚える】
筋組織は、筋線維の構造と神経支配の2点で分類されます。次の組合せを丸ごと覚えてしまえば、この形式の設問は確実に取れます。
骨格筋 …… 横紋筋(顕微鏡で横縞模様が見える)。
体性神経系(運動神経)に支配される随意筋。
収縮力が強いが、疲労しやすく、長時間の動作は難しい
平滑筋 …… 横紋はない。自律神経系に支配される不随意筋。
血管壁や膀胱、消化管などに分布し、比較的弱い力で持続的に収縮する
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心筋 …… 横紋筋だが、自律神経系に支配される不随意筋。
心臓壁にのみ存在し、強い収縮力と持久力を兼ね備える
【(a)が骨格筋である理由】
「顕微鏡で観察すると横縞模様が見える」かつ「随意筋である」という2つの条件を同時に満たすのは、骨格筋だけです。心筋も横紋筋ですが、不随意筋なのでここには入りません。
【(b)(c)が自律神経系と平滑筋である理由】
「血管壁や膀胱等に分布する」「意識的にコントロールできない」「比較的弱い力で持続的に収縮する」という3つの手がかりは、すべて平滑筋の特徴です。そして平滑筋を支配するのは自律神経系です。
心筋も自律神経系に支配される不随意筋ですが、心臓壁にのみ存在するため、「血管壁や膀胱等に分布する」には当てはまりません。ここが選択肢3と5を切る決め手になります。
【覚え方の整理】
「横紋があるのは骨格筋と心筋、随意筋は骨格筋だけ」この2行を覚えておけば、3つの筋肉は一意に決まります。
横紋あり・随意 → 骨格筋
横紋あり・不随意 → 心筋
横紋なし・不随意 → 平滑筋
【補足 ―― 体性神経系と自律神経系】
末梢神経系は、体性神経系と自律神経系に分けられます。
体性神経系 …… 随意運動、知覚等を担う。意識的にコントロールできる
自律神経系 …… 消化管の運動や血液の循環など、生命維持に必要な
活動を無意識に調節する。交感神経系と副交感神経系からなる
出典:登録販売者試験 令和元年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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