医薬品等適正広告基準に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。…
薬事に関する法規と制度 第99問
医薬品等適正広告基準に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。a 一般用医薬品で、その医薬品と同じ有効成分を含有する医療用医薬品の効能効果をそのまま標榜することは、承認されている内容を正確に反映した広告といえない。b 「いくら飲み続けても副作用がない」という事実に反する広告表現は、虚偽誇大な広告に該当する。c 特定の医薬品について、医師等の医薬関係者が推薦している旨の広告については、事実であれば原則として問題はない。d 漢方処方製剤の効能効果は、配合されている個々の生薬成分が相互に作用しているため、それらの構成生薬の作用を個別に挙げて説明することは不適当である。
- (1)a: 正 b: 正 c: 正 d: 誤
- (2)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 正
- (3)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (4)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 正
- (5)a: 正 b: 正 c: 正 d: 正
正答 (2)
正答は (2)。(a)正、(b)正、(c)誤、(d)正です。
【(a)正しい ―― 医療用の効能効果をそのまま使わない】
一般用医薬品について、同じ有効成分を含有する医療用医薬品の効能効果をそのまま標榜することは、承認されている内容を正確に反映した広告とはいえません。
同じ成分でも、配合量や剤形、用法用量、想定される使用者が異なるため、承認された効能効果も違います。「成分が同じなら同じ効き目」とはならない、ということです。
【(b)正しい ―― 事実に反する表現は虚偽誇大広告】
「いくら飲み続けても副作用がない」といった、事実に反する広告表現は、虚偽誇大な広告に該当します。
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医薬品はリスクを伴うものであり、副作用が生じないと言い切ることはできません。同様に、効能効果の保証表現(「必ず治る」「完全に効く」など)も不適当です。
また、使用前後の写真等を用いて効果を保証するような表現、医薬品の有効性又は安全性について、それが確実であることを保証するような表現も認められません。
【(c)が誤り ―― 推薦広告は事実であっても不適当】
特定の医薬品について、医師、歯科医師、薬剤師、その他医薬品の効能効果等について世人の認識に相当の影響を与える公務所、学校又は学会を含む団体が推薦等している旨の広告は、仮に事実であったとしても、原則として不適当とされています。
理由は、一般の生活者の認識に与える影響が大きいためです。「お医者さんが勧めている」と言われれば、多くの人はそれだけで信用してしまいます。専門家の権威を販売促進に使うことが問題なのであり、事実かどうかは関係ありません。
ただし、市町村が行う衛生害虫類駆除事業に絡んで、特定の殺虫剤等が推薦される場合など、公認、推薦等が法令で認められている場合は例外とされています。
【(d)正しい ―― 漢方の構成生薬を個別に説明しない】
漢方処方製剤の効能効果は、配合されている個々の生薬成分が相互に作用しているため、それらの構成生薬の作用を個別に挙げて説明することは不適当です。
漢方は「処方全体で一つの薬」と考えるものであり、「この生薬には血行促進作用があるから」といった説明の仕方は、承認された効能効果の範囲を超えてしまうおそれがあります。
【その他の不適当な広告表現】
医薬関係者、医療機関、公的機関等が公認、推薦している旨の広告
チラシやパンフレット等において、医薬品と食品を併せて掲載すること
自体は問題ないが、医薬品でないものに医薬品的な効能効果があるように見せかけること
過度の消費や乱用を助長するおそれのある広告
商品名を連呼する音声広告や、不安を煽って購入を促す表現
医薬品の品位を損なう、あるいは医薬品に対する信頼を傷つけるおそれの
ある広告
出典:登録販売者試験 令和元年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ
最終更新日
「薬事に関する法規と制度」のほかの問題
- 令和6年度 第99問医薬品の広告に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
- 令和8年度 第82問登録販売者に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
- 令和2年度 第85問毒薬又は劇薬に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
- 令和3年度 第88問化粧品の効能効果として表示・標榜することが認められている範囲に関する記述の正誤について、
- 令和4年度 第91問店舗販売業に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
- 令和5年度 第95問薬局における特定販売に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
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