かぜ薬又は解熱鎮痛薬に配合される成分(漢方処方成分・生薬成分を除く)の副作用に関する記述について、正しいものの組合せを一…

主な医薬品とその作用 第24問

かぜ薬又は解熱鎮痛薬に配合される成分(漢方処方成分・生薬成分を除く)の副作用に関する記述について、正しいものの組合せを一つ選べ。a アスピリン喘息は、アスピリン以外の解熱鎮痛成分によっても生じることがある。b トラネキサム酸の代表的な副作用として、口渇が知られている。c 使用上の注意には、成分によらず、副作用としてショック(アナフィラキシー)が起こることがあると記載されている。d 解熱鎮痛成分を長期連用しても、副作用が起こることはない。

正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)(c)の2つです。 【(a)正しい ―― アスピリン喘息は成分を選ばない】 アスピリン喘息は、その名前とは裏腹に、アスピリン以外の解熱鎮痛成分によっても生じることがあります。 理由は、プロスタグランジンの産生を抑える仕組みそのものが引き金になるためです。したがって、アスピリンだけを避ければよいというものではありません。 一度アスピリン喘息を起こしたことがある人は、解熱鎮痛薬全般について「使用しないこと」とされています。また、外用の非ステロイド性抗炎症成分(インドメタシン、ケトプロフェン、フェルビナク等)についても同様です。
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【(b)が誤り ―― トラネキサム酸で注意するのは血栓】 トラネキサム酸は抗炎症成分で、凝固した血液を溶けにくくする働きがあります。 そのため、血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎等)や、血栓症を起こすおそれのある人は、「相談すること」とされています。 代表的な副作用として知られているのは口渇ではありません。口渇は、抗コリン作用をもつ成分(抗ヒスタミン成分、ロートエキス、スコポラミン等)の副作用です。成分と副作用の対応を入れ替えるのは、定番の作り方です。 【(c)正しい ―― ショックはどの成分でも起こり得る】 使用上の注意には、成分によらず、副作用としてショック(アナフィラキシー)が起こることがあると記載されています。 ショックは、発症後の進行が非常に速い(通常、2時間以内に急変することが多い)即時型のアレルギー反応で、医薬品の成分を問わず起こり得るものです。  顔や上半身の紅潮・熱感  皮膚の痒み、蕁麻疹  口唇や舌、手足のしびれ感  吐きけ、顔面蒼白、手足の冷感、冷や汗  息苦しさ、胸苦しさ これらが複数現れた場合には、直ちに医師の診療を受ける必要があります。とくに、以前にその医薬品でアレルギーを起こしたことがある人では起こりやすいとされています。 【(d)が誤り ―― 長期連用には副作用がある】 解熱鎮痛成分を長期連用すれば、副作用が起こり得ます。  胃腸障害(胃粘膜を守るプロスタグランジンが減るため)  腎障害(腎臓の血流量が低下するため)  薬物乱用頭痛(痛み止めの飲みすぎで頭痛が慢性化する)  肝機能障害(とくにアセトアミノフェン) そのため、解熱鎮痛薬は症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこととされています。「副作用が起こることはない」という言い切りは誤りです。

出典:登録販売者試験 令和2年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ

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