目に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。…

人体の働きと医薬品 第26問

目に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。ア 水晶体の前にある角膜が瞳孔を散大・縮小させて眼球内に入る光の量を調整している。イ 遠くの物を見るときには、水晶体の周りを囲んでいる毛様体が弛緩するため、水晶体が丸くなり厚みが増す。ウ 眼球は、6本の眼筋が眼球側面の強膜につながっており、上下左右斜めの各方向に向けることができる。エ 涙液には、目が鮮明な視覚情報を得られるよう角膜表面を滑らかに保つ働きがある。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(ウ)と(エ)です。 【(ア)が誤り ―― 瞳孔を調節するのは「虹彩」】 瞳孔を散大・縮小させて眼球内に入る光の量を調整しているのは、虹彩です。角膜ではありません。 角膜 …… 黒目の部分を覆う透明な膜です。  血管が通っておらず、房水によって栄養分や酸素が供給されています。  光を屈折させる働きもあります。 虹彩 …… 角膜と水晶体の間にあり、  瞳孔の大きさを変えることで光の量を調節します。  いわゆる「茶目」の部分です。 実務との結びつき ……
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 抗コリン成分は瞳孔を散大(散瞳)させるため、異常なまぶしさ、目のかすみが現れ、乗物や機械類の運転操作を避ける必要があります。 【(イ)が誤り ―― 遠くを見るときは水晶体が「薄く」なる】 正しくは次のとおりです。 遠くの物を見るとき ……  毛様体が弛緩し、毛様体小帯(チン小帯)が緊張して水晶体が引っ張られ、薄くなります。 近くの物を見るとき ……  毛様体が収縮し、毛様体小帯が緩んで水晶体が自らの弾性で丸く厚くなります。 設問は「遠くを見るときに水晶体が丸くなり厚みが増す」としており、向きが逆です。 覚え方 …… 近くを見るときのほうが、  目は「がんばっている(毛様体が収縮している)」。  だから近くを見続けると疲れ目になります。  遠くを見て目を休める、という日常の経験と一致します。 水晶体の性質 ……  水晶体は、自らの弾性によって厚みが変わります。  加齢によって弾性が失われると、近くにピントを合わせにくくなります(老眼)。 【(ウ)正しい ―― 眼筋と強膜】 眼球は、6本の眼筋が眼球側面の強膜につながっており、上下左右斜めの各方向に向けることができます。 強膜 …… 眼球の外側を覆う、  乳白色の丈夫な結合組織です。  白目の部分として見えているところです。  強膜が充血すると、眼瞼の裏側は赤くならず、白目の部分が青みがかった赤になります。  (結膜の充血では、白目だけでなく眼瞼の裏側も赤くなります) 眼精疲労 ……  慢性的な目の疲れに加え、肩こり、頭痛等の全身症状を伴う場合をいいます。  眼筋の疲労も一因です。 【(エ)正しい ―― 涙液の働き】 涙液には、目が鮮明な視覚情報を得られるよう、角膜表面を滑らかに保つ働きがあります。 涙液の主な働き  ゴミや埃等の異物を洗い流す。  角膜や結膜に、   酸素や栄養分を供給する。  角膜や結膜で生じた老廃物を洗い流す。  角膜表面を滑らかに保ち、   鮮明な視覚情報を得られるようにする。  リゾチーム、免疫グロブリン等を含み、   感染を防御する。 睡眠中は涙液の分泌がほとんどなくなるため、  老廃物が滞留し、そこに粘液や脂分が混じって眼脂(目やに)になります。

出典:登録販売者試験 令和2年度(福岡県 公表問題)出典元ページ

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