妊婦又は妊娠していると思われる女性への医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

医薬品に共通する特性と基本的な知識 第12問

妊婦又は妊娠していると思われる女性への医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 妊婦が妊娠に伴う不眠症状がある場合、ジフェンヒドラミン塩酸塩を主薬とする催眠鎮静薬(睡眠改善薬)を使用することが推奨される。b 妊娠の有無やその可能性については、購入者側にとって他人に知られたくない場合もあることから、一般用医薬品の販売等において専門家が情報提供や相談対応を行う際には、十分配慮することが必要である。c 一般用医薬品において、多くの場合、妊婦が使用した場合における安全性に関する評価が困難であるため、妊婦の使用については「相談すること」としているものが多い。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(b)(c)です。 【(a)が誤り ―― 妊娠に伴う不眠には睡眠改善薬を使わない】 ジフェンヒドラミン塩酸塩を主薬とする催眠鎮静薬(睡眠改善薬)は、一時的な不眠に用いるものであり、妊娠中の不眠や、不眠症の診断を受けている人の症状には使用できません。妊婦への使用を「推奨される」とする記述は誤りです。 睡眠改善薬の位置づけ …… 寝つきが悪い、眠りが浅いといった 一時的な症状の緩和が目的です。慢性的な不眠、うつ病に伴う不眠、小児や妊婦の不眠は適用外と覚えてください。
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なお15歳未満の小児では、ジフェンヒドラミンで神経過敏や興奮が起こりやすいため 使用を避けます。 【(b)正しい ―― 妊娠の有無はきわめて私的な情報】 妊娠やその可能性は、他人に知られたくない場合があります。店頭で大きな声で尋ねない、周囲の人がいない場所で確認するなど、情報提供や相談対応では十分な配慮が必要です。 【(c)正しい ―― 多くは「相談すること」の扱い】 妊婦が使用した場合の安全性は、倫理上の理由から臨床試験で確かめにくく、評価が困難です。そのため一般用医薬品では「相談すること」としているものが多くなっています。安全と確かめられたから相談扱いなのではなく、確かめられていないからである、という理解が大切です。

出典:登録販売者試験 令和3年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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