歯痛・歯槽膿漏薬の配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第91問

歯痛・歯槽膿漏薬の配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a サンシシは、アカネ科のクチナシの果実を基原とする生薬で、局所麻酔作用を期待して用いられる。b オイゲノールは、齲蝕(むし歯)を生じた部分における細菌の繁殖を抑えることを目的として用いられる。c ミルラは、血行を促進することを目的として用いられる。d カルバゾクロムは、炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して歯槽膿漏薬に配合されている場合がある。

正答 (5)
正答は (5)。正しいのは(b)(d)です。 【(a)が誤り ―― サンシシは抗炎症成分】 サンシシは、アカネ科のクチナシの果実を基原とする生薬で、抗炎症作用を期待して用いられます。局所麻酔作用ではありません。 歯痛薬の局所麻酔成分 …… アミノ安息香酸エチル、ジブカイン塩酸塩、テーカイン。 齲蝕により露出した歯髄を通っている 知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮めます。 【(b)正しい ―― オイゲノール】 齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑えることを目的とした殺菌消毒成分です。フェノール、歯科用フェノールカンフル、セチルピリジニウム塩化物も同様の目的で配合されます。粘膜刺激を生じることがあるため、歯以外の口腔粘膜や唇に付着しないよう注意が必要です。
解説の続きをみる続きを閉じる
【(c)が誤り ―― ミルラは収斂・抗菌】 ミルラは、カンラン科のミルラノキ等の植物の皮部の傷口から流出して凝固した樹脂を基原とする生薬で、咽頭粘膜をひきしめる(収斂)作用のほか、抗菌作用を期待して用いられます。血行促進の作用ではありません。 歯槽膿漏薬で血行を促す成分 …… トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)が歯周組織の血行を促す効果を期待して配合されます。 【(d)正しい ―― カルバゾクロム】 炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して歯槽膿漏薬に配合されます。 歯槽膿漏薬の成分整理 …… 殺菌消毒はセチルピリジニウム塩化物、チモール、クロルヘキシジングルコン酸塩、イソプロピルメチルフェノール。 抗炎症はグリチルリチン酸二カリウム、グリチルレチン酸。 止血はカルバゾクロム。 組織修復はアラントイン。 血行促進はトコフェロール酢酸エステル。

出典:登録販売者試験 令和4年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。解説は神奈川県の見解ではありません。内容について、神奈川県へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「主な医薬品とその作用」のほかの問題

  1. 令和6年度 第71問口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合
  2. 令和6年度 第97問漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  3. 令和7年度 第83問泌尿器用薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  4. 令和3年度 第69問鎮咳去痰薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  5. 令和3年度 第95問生薬成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  6. 令和5年度 第81問痔の薬及びその配合成分等に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク