消化器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
人体の働きと医薬品 第22問
消化器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 膵臓は、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化する酵素の供給を担っている。b 肝臓で産生された胆汁に含まれる胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸等の塩類)は、タンパク質の消化を容易にし、また、水溶性ビタミンの吸収を助ける。c 大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器で、内壁粘膜に絨毛がある。d 肛門には動脈が細かい網目状に通っていて、肛門周囲の組織がうっ血すると痔の原因となる。
- (1)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (2)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 誤
- (3)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 正
- (4)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (5)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)だけです。
【(a)正しい ―― 膵臓は三大栄養素すべてに対応する】
膵臓は、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化する酵素の供給を担っています。
膵液に含まれる主な酵素 ……
アミラーゼ(膵液アミラーゼ) …… 炭水化物(デンプン)
トリプシノーゲン …… 十二指腸でトリプシンとなり、タンパク質
リパーゼ …… 脂質
膵液は弱アルカリ性で、胃で酸性となった内容物を中和するのにも重要です。
【(b)が誤り ―― 脂質と脂溶性ビタミン】
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胆汁酸塩は、脂質の消化を容易にし、脂溶性ビタミンの吸収を助けます。タンパク質でも水溶性ビタミンでもありません。胆汁は脂を扱う、と一本で覚えてください。
【(c)が誤り ―― 大腸に絨毛はない】
大腸の内壁粘膜には絨毛がありません。絨毛があるのは小腸です。小腸は栄養分の吸収が仕事なので表面積を稼ぐ必要があり、大腸は主に水分の吸収と糞便の形成を行うためその必要がないのです。
【(d)が誤り ―― うっ血するのは静脈叢】
肛門周囲には多くの細い血管が集まって肛門周囲静脈叢を形成しており、それらの静脈がうっ血すると痔の原因となります。設問は「動脈」としているため誤りです。
あわせて覚えること ……
直腸粘膜と皮膚の境目には歯状線と呼ばれる
ギザギザの線があります。
歯状線より上の直腸側にできる痔核を内痔核、下の肛門側にできるものを外痔核といいます。
出典:登録販売者試験 令和5年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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