鼻炎用点鼻薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
主な医薬品とその作用 第86問
鼻炎用点鼻薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 鼻炎用点鼻薬は、急性鼻炎、アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による諸症状のうち、鼻づまり、鼻みず、くしゃみ、頭重の緩和を目的として、鼻腔内に適用される外用液剤である。b 鼻炎用点鼻薬は、鼻粘膜の充血を和らげる成分が主体となり、抗ヒスタミン成分や抗炎症成分を組み合わせて配合されており、それらは、鼻粘膜から吸収されて循環血流に入り全身的な作用を目的としている。c アドレナリン作動成分は、副交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を拡張することにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合される。d クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、花粉、ハウスダスト等による鼻アレルギー症状の緩和を目的として、通常、抗ヒスタミン成分と組み合わせて配合される。
- (1)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 正
- (2)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (3)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
- (4)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (5)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 正
正答 (5)
正答は (5)。正しいのは(a)(d)です。
【(a)正しい ―― 点鼻薬の効能】
急性鼻炎、アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による諸症状のうち、鼻づまり、鼻みず、くしゃみ、頭重の緩和を目的として、鼻腔内に適用される外用液剤です。
【(b)が誤り ―― 目的は局所的な作用】
鼻炎用点鼻薬の成分は、局所的な作用を目的として配合されています。全身的な作用を目的とするものではありません。
ただし ……
成分が鼻粘膜から吸収されて全身的な影響を生じることがある点には注意が必要です。
目的と、実際に起こりうることは別の話です。
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【(c)が誤り ―― 交感神経を刺激して血管を収縮】
アドレナリン作動成分は、交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげます。
設問の二か所が入れ替わっている ……
副交感神経系 → 交感神経系
拡張 → 収縮
過度の使用に注意 ……
長期連用すると、かえって鼻づまりがひどくなりやすくなります。
二次充血と呼ばれる状態です。
【(d)正しい ―― クロモグリク酸ナトリウム】
肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用(抗アレルギー作用)を示します。通常、抗ヒスタミン成分と組み合わせて配合されます。
使用上の注意 ……
アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎には効果がありません。
医療機関で減感作療法等を受けている人は使用前に治療を行っている医師等に相談します。
出典:登録販売者試験 令和5年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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