医薬品の副作用に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
医薬品に共通する特性と基本的な知識 第6問
医薬品の副作用に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)世界保健機関(WHO)の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」とされている。
- (2)医薬品が人体に及ぼす作用は、すべてが解明されているわけではないため、十分注意して適正に使用された場合であっても、副作用が生じることがある。
- (3)一般用医薬品は、軽度な疾病に伴う症状の改善等を図るものであり、その使用による重大な副作用を回避するよりも、使用の中断による不利益を避けることを優先するべきである。
- (4)副作用は、容易に異変を自覚できるものばかりではなく、血液や内臓機能への影響等のように、明確な自覚症状として現れないこともある。
- (5)副作用は、眠気や口渇等の比較的よく見られるものから、日常生活に支障を来す程度の健康被害を生じる重大なものまで様々である。
正答 (3)
正答は (3)。副作用の回避が優先されます。
【(3)が誤り ―― 中断より回避が優先】
一般用医薬品では、通常、重大な副作用を回避することが優先され、その兆候が現れたときには基本的に使用を中止することとされています。
なぜか ……
一般用医薬品は軽度な疾病に伴う症状の改善等を図るためのものです。
得られる利益がもともと大きくないのですから、重い副作用の危険を冒してまで使い続ける理由がありません。
医療用医薬品との違い ……
医療用医薬品では、疾病の治療そのものが目的なので、副作用が生じても使用を中止することによる不利益のほうが大きい場合があります。
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そのときは医師の判断のもとで使用を継続することがあります。
この考え方を一般用医薬品にそのまま持ち込むことはできません。
【(1)正しい ―― WHOの定義】
「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」。
「通常用いられる量で」という点が要点です。
過量投与や誤用による有害反応はこの定義には含まれません。
【(2)正しい ―― すべては解明されていない】
医薬品が人体に及ぼす作用はすべてが解明されているわけではないため、十分注意して適正に使用された場合であっても副作用が生じることがあります。
【(4)正しい ―― 自覚できない副作用もある】
血液や内臓機能への影響等のように、明確な自覚症状として現れないこともあります。
だから ……
容易に異変を自覚できるものばかりではないため、継続して使用する場合には、特段の異常が感じられなくても医療機関を受診するよう、医薬品の販売等に従事する専門家から
促していくことも重要です。
【(5)正しい ―― 程度はさまざま】
眠気や口渇等の比較的よく見られるものから、日常生活に支障を来す程度の健康被害を生じる重大なものまで様々です。
出典:登録販売者試験 令和6年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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