国際民間航空機関が採択する国際標準並びに勧告される方式及び手続きで誤りはどれか。…
航空法規等 第2問
国際民間航空機関が採択する国際標準並びに勧告される方式及び手続きで誤りはどれか。
- (1)運航関係及び整備関係の航空従事者の免許
- (2)気象情報の収集及び交換
- (3)税関及び出入国の手続
- (4)遭難航空機及び事故の審判
正答 (4)
正答は (4)。正しくは「遭難航空機及び事故の調査」です。
【第37条が挙げる事項】
ICAOが国際標準並びに勧告される方式及び手続を採択する事項には、次のようなものがあります。
通信組織及び航空保安施設(地上標識を含む)
空港及び着陸場の性格
航空規則及び航空交通管制方式
運航関係及び整備関係の航空従事者の免許
航空機の耐空性
航空機の登録及び識別
気象情報の収集及び交換
航空日誌
航空地図及び航空図
税関及び出入国の手続
遭難航空機及び事故の調査
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(1)(2)(3)はいずれもこの列挙に含まれます。
【「審判」と「調査」の違い】
調査 …… 何が起きたかを明らかにする
審判 …… 誰が悪いかを裁く
航空事故調査は、再発防止のために行われます。責任を問うことが目的ではありません。
【なぜ責任追及と切り離すのか】
責任を問われると分かっていれば、関係者は
正直に話さない
記録を隠す
という行動に傾きます。それでは原因がわからず、同じ事故が繰り返されます。
そこで事故調査は、責任の追及とは切り離して行うという原則が国際的に確立しています。この考え方は付属書13に具体化されています。
【判断のしかた】
選択肢を見て、
技術・手続・安全に関わるもの → 国際標準の対象
裁き・責任・商業に関わるもの → 対象外
と切り分ければ、条文を暗記していなくても判断できます。
他の回では「運賃及び運送約款」が誤りの選択肢として出されています。これも商業に属する事項です。
【付属書との対応】
付属書1 …… 航空従事者の技能証明
付属書3 …… 国際航空のための気象業務
付属書9 …… 出入国の簡易化
付属書13 …… 航空機事故及び重大インシデント調査
付属書13の題名にも「調査」とあり、「審判」ではありません。
出典:令和4年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空法規等 問2(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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