移動性高気圧について誤りはどれか。…

航空気象 第6問

移動性高気圧について誤りはどれか。

正答 (1)
正答は (1)。寒冷型の好天は長続きしません。 【移動性高気圧の二つの型】 寒冷型(寒冷高気圧)   背が低い(上層では高気圧になっていない)   移動速度が速い   好天は長続きしない 温暖型(温暖高気圧)   背が高い(上層まで高気圧を形成)   移動速度が遅い   好天が続く 【なぜ背の高さで違うのか】 背が低い …… 地表付近だけが高気圧。   上空の流れに乗って流される → 速く移動する   → 通過があっけない → 好天が短い 背が高い …… 上空まで高気圧。
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  上空の流れを自分で押しのける → 動きが鈍い   → 居座る → 好天が続く 背の高さが、そのまま移動の速さと天気の持続につながっています。 【寒冷型の正体】 寒冷型は、冷たく重い空気の塊が地表付近にたまってできたものです。 冷たい空気は重い → 地表付近の気圧が上がる しかし上空では気温が低く、気圧は低い だから「背が低い」のです。冬のシベリア高気圧が典型です。 【温暖型の正体】 温暖型は、上空からの下降流によって維持される高気圧です。 上空の空気が沈み込む → 断熱的に昇温する  → 地表から上空まで暖かく高圧 夏の太平洋高気圧(小笠原気団)が典型で、動きが遅く、長く居座ります。 【春と秋の移動性高気圧】 日本付近では、春と秋に高気圧と低気圧が交互に通過します。 移動性高気圧 …… 好天。ただし数日で次の低気圧  → 「三寒四温」「秋晴れ」 このときの移動性高気圧は寒冷型に近いものが多く、好天が長続きしないのはそのためです。 【運航計画への影響】 寒冷型 …… 好天は短い。翌日の悪化を見込む 温暖型 …… 好天が続く。数日先まで見通しやすい 天気図で高気圧を見たとき、それがどちらの型かを上層天気図で確かめると、予報の確度が上がります。 【逆転層との関係】 高気圧内では上層の空気が沈降するため、沈降逆転層ができます。 好天なのに視程が悪い 下層に煙霧が滞留する 高気圧に覆われた日に視程が悪いのは、この逆転層が原因です。

出典:令和4年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空気象 問6(国土交通省 公表)出典元ページ

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