気象庁が発表する台風情報について正しいものはどれか。…
航空気象 第8問
気象庁が発表する台風情報について正しいものはどれか。
- (1)予報円は強風域の予想される範囲を示している。
- (2)気象庁が発表する台風予報の内容には暴風警戒域は含まれない。
- (3)台風が進む可能性の高いコースは予報円の中心を結んだ破線で示される。
- (4)予報した時刻に予報円の示す円内に台風の中心が入る確率は75%である。
正答 (3)
正答は (3)。進路は予報円の中心を結んだ破線で示されます。
【予報円とは】
予報円は、その時刻に台風の中心が入ると予想される範囲を示す円です。
予報時間が先になるほど → 円は大きくなる
(予想の不確実さが増すため)
【(1)が誤り ―― 強風域ではない】
予報円は中心の位置の不確実さを表すものであって、強風域の範囲ではありません。
強風域 …… 風速15m/s以上の領域
暴風域 …… 風速25m/s以上の領域
予報円 …… 中心が入る範囲
円の大きさを「これだけ風が強い範囲」と読み違えると、危険を過小にも過大にも評価してしまいます。
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【(2)が誤り ―― 暴風警戒域は含まれる】
台風予報には暴風警戒域が含まれます。
暴風警戒域 …… 予報円内のどこに台風が進んでも
暴風域に入るおそれのある範囲
予報円の不確実さを踏まえ、最悪の場合を包むように描かれた領域です。予報円より大きくなります。
【(4)が誤り ―― 確率は70%】
予報した時刻に予報円の示す円内に台風の中心が入る確率は70%です。75%ではありません。
裏を返せば、10回に3回は円の外に出るということです。円の縁ぎりぎりを「安全」と判断してはいけません。
【運航計画での使い方】
予報円 …… 中心がどこに来るか
暴風警戒域 …… 最悪の場合に暴風に入る範囲
運航の可否を判断するときは、予報円ではなく暴風警戒域を見ます。予報円の中心だけを見て「うちの空港は外れている」と判断するのは危険です。
【予報円が大きくなる理由】
24時間先 …… 比較的小さい
72時間先 …… かなり大きい
120時間先 …… さらに大きい
先の予報ほど不確実になるので、計画はこまめに更新する必要があります。前日に立てた計画を当日そのまま使う、という運用はできません。
【進路の破線】
予報円の中心を結んだ破線が、最も可能性の高いコースを表します。あくまで中心線であって、必ずそこを通るという意味ではありません。
出典:令和4年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空気象 問8(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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