慣性基準装置(IRS)の説明で正しいものはどれか。…
航空工学 第19問
慣性基準装置(IRS)の説明で正しいものはどれか。
- (1)航空機より下向きに電波を発射し、この電波が地表面で反射され再び機上に戻ってくるまでの遅延時間を測定する。
- (2)複数の航法衛星がそれぞれ送信する時刻情報を含む信号を比較し、電波を受信した時間差を計算することで現在位置を測定する。
- (3)機体の3軸方向の加速度を検出する加速度計と、3軸を入力軸とする3個のジャイロを機体に直付けし、機体に加わる加速度と姿勢変化を直接計測している。
- (4)加速度計をプラットホーム上に置き、その上に配置した機械式ジャイロの出力を用いてプラットホームを機械的に制御している。
正答 (3)
正答は (3)。IRSは、3軸の加速度計とジャイロを機体に直付けし、加速度と姿勢変化を直接測るストラップダウン方式です。
IRSでは、機体に固定した加速度計とジャイロ(リング・レーザー・ジャイロなど)の出力をコンピューターで計算し、位置・速度・姿勢・方位を求めます。外部の電波を使わない自立航法装置です。
【ほかの選択肢】
(1) 電波を下に出して反射の遅れを測るのは電波高度計なので 誤り
(2) 航法衛星の信号の時間差から位置を求めるのはGNSS(GPSなど)なので 誤り
(4) 機械式ジャイロでプラットホームを安定させるのは、従来のジンバル式のINSなので 誤り
【見分け方】
「直付け(ストラップダウン)」ならIRS、「安定化プラットホーム」なら従来のINSです。
出典:令和4年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空工学 問19(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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