RJYY空港までの予定消費燃料の量に、最も近いのはどれか。…
空中航法 第15問
RJYY空港までの予定消費燃料の量に、最も近いのはどれか。
- (1)13,180lb
- (2)13,230lb
- (3)13,300lb
- (4)13,350lb
正答 (1)
正答は (1)。13,180lbです。
【まず巡航高度を決める】
離陸重量は93,500lbなので、CLIMB DATAはAT or ABOVETOW 90,000lbの表を使います。第1区間(A→B)のTEMPは+10ですから、+10の列を見ます。
+10の列に数値があるのは20,000ftまでで、21,000ft以上は空欄です。そのうえで、IFRの巡航高度は磁針路によって決まります。
B→C区間 TC077°、VAR5W → 磁針路082°(東向き)
東向き(000°〜179°) → 奇数の1,000ft単位
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したがって20,000ftは選べず、19,000ftまで上昇します。
【STEP UP】
重量が85,000lbを切ると巡航表の「BELOW 85」の欄になり、STANDARDと−10の表では21,000ftにも値があります。D VORで重量が約84,320lbになるので、D VORで21,000ftへSTEP UPします(燃料は1,000ft毎に150lb、2,000ftで300lbを加算)。STEP UPしない場合の消費燃料は約13,240lbで、STEP UPしたほうが少なくなります。
【上昇】
CLIMB DATA、19,000ft、+10、TOW90,000lb以上:
時間 39.5分 / 燃料 5,910lb / TAS 241kt
上昇はB VORを越えて続き、TOCはB VORの先約17nmです(第18問)。
重量 → 87,590lb
【区間ごとの巡航】(GSは風三角形で求める)
TOC→C 183nm 19,000ft TAS323 F/F3,910 GS364 30.1分 1,962lb
C→D 130nm 19,000ft TAS313 F/F3,860 GS382 20.4分 1,313lb
(D VORで重量約84,320lb)
STEP UP(D VOR) 300lb
D→E 135nm 21,000ft TAS317 F/F3,430 GS287 28.3分 1,615lb
E→F 75nm 21,000ft TAS311 F/F3,385 GS261 17.2分 973lb
F→TOD 46nm 21,000ft TAS311 F/F3,385 GS320 8.7分 490lb
【降下】
DESCENT DATA、21,000ftから:
時間 13分 / TAS 285kt / 燃料 645lb
風090°/30kt、TC340° → GS約294kt
降下距離 = 294 × 13/60 ≒ 64nm(F VORから約46nmでTOD)
【合計】
上昇 5,910
TOC→C 1,962
C→D 1,313
STEP UP 300
D→E 1,615
E→F 973
F→TOD 490
降下 645
────────────
合計 約13,210lb
選択肢の13,180lbと13,230lbのほぼ中間の値で、区間ごとの丸め方によって数十lb前後します。正答とされているのは13,180lbです。
【計算を早く進めるこつ】
区間ごとに重量がどの欄に入るかを先に見当をつけておくと、表を行ったり来たりせずに済みます。この問題では、
TOC〜D …… BELOW 95 19,000ft
D〜G …… BELOW 85 21,000ft(STEP UP)
と、D VORで欄が変わり、同時に21,000ftにも値が出ます。ここを見落とさないことが要です。
出典:令和5年3月期 航空従事者学科試験 運航管理者 空中航法 問15(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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