最低気象条件について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

空中航法 第9問

最低気象条件について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)地上視程換算値(CMV)において、運用されている航空灯火の項目が「滑走路灯」である場合、夜間の倍率は2倍である。(b)進入継続の可否判断は、最終進入フィックス、アウターマーカー、飛行場標高から1,000ftの地点又は特に認められた地点のいずれかで行う。(c)進入限界点において定められた目視物標を視認かつ識別でき、進入限界高度以下の高度において当該目視物標を引き続き視認かつ識別することにより、航空機の位置が確認できる場合のみ着陸のための進入を継続することができる。(d)CAT-Ⅰ進入、Baro-VNAV進入及び非精密進入(周回進入を除く。)の最低気象条件で、RVRが利用できない場合およびRVRが最大適用値を超える場合には地上視程換算値(CMV)が適用される。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(b)(c)(d)の3つです。 【(a)が誤り ―― 夜間の倍率は2倍ではない】 地上視程換算値(CMV)は、地上視程に灯火の状況に応じた倍率を掛けて求めます。その倍率は次のとおりです。 運用されている航空灯火      昼間  夜間 高光度進入灯及び滑走路灯   1.5  2.0 滑走路灯(進入灯なし)    1.0  1.5 灯火なし             1.0  適用なし 「滑走路灯」だけの場合、夜間の倍率は1.5倍です。2倍になるのは高光度進入灯も運用されている場合に限られます。
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【なぜ夜のほうが倍率が高いのか】 灯火は夜のほうが遠くからよく見えます。同じ地上視程でも、夜間は灯火を基準にすればより遠くまで識別できるため、換算値を大きくとれるのです。進入灯まであれば、滑走路の手前から光の列が続くのでさらに有利になります。 【正しい記述】 (b)進入継続の可否判断は、最終進入フィックス、アウターマーカー、    飛行場標高から1,000ftの地点、または特に認められた地点のいずれかで行います。 (c)進入限界点で目視物標を視認・識別でき、進入限界高度以下でも    引き続き視認・識別できる場合のみ、進入を継続できます。    一度見えても見失えば、進入は継続できません。 (d)RVRが利用できない場合およびRVRが最大適用値を超える場合に、    CMVが適用されます。 【RVRとCMVの関係】 RVRは滑走路に設置した測定装置による値で、こちらが優先されます。装置がない、または測定範囲を超えてしまった(視程が良すぎる)ときに、地上視程から換算するCMVを使う、という順序です。

出典:令和5年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 空中航法 問9(国土交通省 公表)出典元ページ

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