空港等付近の航行方法について誤りはどれか。…
航空法規等 第15問
空港等付近の航行方法について誤りはどれか。
- (1)計器飛行方式により離陸しようとする場合であって空港等における気象状態が離陸することができる最低の気象条件未満であるときは、離陸しないこと。
- (2)計器飛行方式により着陸しようとする場合であって進入限界高度よりも高い高度の特定の地点を通過する時点において空港等における気象状態が当該空港等への着陸のための進入を継続することができる最低の気象条件未満であっても、着陸のため進入限界高度までは進入することができる。
- (3)計器飛行方式により着陸しようとする場合であって進入限界高度以下の高度において目視物標を引き続き視認かつ識別することによる当該航空機の位置の確認ができなくなったときは、着陸のための進入を継続しないこと。
- (4)計器飛行方式による進入の方式その他当該空港等について定められた飛行の方式に従うこと。
正答 (2)
正答は (2)。最低気象条件未満なら、進入限界高度までであっても進入を継続できません。
【条文の考え方】
計器飛行方式で着陸しようとする場合、進入限界高度よりも高い高度の特定の地点(最終進入フィックス、アウターマーカー、飛行場標高から1,000ftの地点など)を通過する時点で気象状態を判断します。
その時点で最低の気象条件未満 → 着陸のための進入を継続しない
記述(2)は「最低気象条件未満であっても、進入限界高度までは進入することができる」としており、判断の結果を無視して降りてよいと読めてしまいます。これが誤りです。
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【なぜその地点で決めるのか】
進入限界高度まで降りてしまってから引き返すのでは、地表に近すぎて復行の余裕がありません。まだ高度に余裕のある段階で、続けるかやめるかを決めさせる仕組みです。
一度「継続する」と判断した後は、進入限界高度で目視物標が見えるかどうかで最終的に決めます(記述(3))。
【ほかの選択肢】
(1)離陸についても同じ考え方です。最低の気象条件未満なら離陸しないこと。
(3)進入限界高度以下で、目視物標を引き続き視認・識別することによる位置の確認ができなくなったときは、進入を継続しないこと。
(4)計器飛行方式による進入の方式その他、当該空港等について定められた飛行の方式に従うこと。
【二段構えで覚える】
高い地点での判断 …… 気象状態が条件を満たすか
進入限界高度での判断 …… 目視物標が見えるか
どちらかで条件を欠けば、進入は続けられません。
出典:令和5年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空法規等 問15(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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