北半球のトラフについて(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…
航空気象 第16問
北半球のトラフについて(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)トラフは一般に西から東へ移動する。(b)トラフの前面は上昇域であり天気は悪い。(c)偏西風中のトラフの移動速度は、等高線と等温線の関係から推定される。(d)等高線と等温線が同位相で、振幅が両方同じであればトラフは逆行する。
- (1)1
- (2)2
- (3)3
- (4)4
- (5)なし
正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)(b)(c)の3つです。
【(d)が誤り ―― 同位相・同振幅なら停滞する】
等高線と等温線の位置関係から、トラフが進むか、停滞するか、戻るかを判断できます。
等温線が等高線より西にずれている(温度場が遅れている)
→ トラフは発達しながら東進する
等高線と等温線が同位相で振幅も同じ
→ トラフは停滞する
等温線が等高線より東にずれている
→ トラフは衰弱する
記述(d)は「逆行する」としていますが、正しくは停滞です。
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【仕組み】
トラフを動かすのは、寒気移流と暖気移流の配置です。等高線と等温線が完全に重なっていると、トラフの前後で温度移流が打ち消し合い、トラフを東へ押す力も西へ戻す力も働きません。その結果、動かなくなります。
【正しい記述】
(a)トラフは偏西風に乗って一般に西から東へ移動します。
(b)トラフの前面(東側)は上昇域で、雲が広がり天気が
悪くなります。逆にトラフの後面(西側)は下降域で天気は回復します。
(c)移動速度は等高線と等温線の関係から推定できます。
【前面・後面の覚え方】
トラフは西から東へ進むので、進行方向側(東)が前面です。前面で上昇、後面で下降――低気圧の東側で天気が悪いことと同じ構図です。
出典:令和5年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空気象 問16(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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