標準大気に関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…
航空気象 第15問
標準大気に関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)平均海面高度での標準大気圧は29.92inHgである。(b)気温の減率は、0~11㎞上空までは6.5℃/㎞である。(c)平均海面高度での気温は15℃である。(d)国際民間航空で採用している標準大気は地上20㎞までを規定している。
- (1)1
- (2)2
- (3)3
- (4)4
- (5)なし
正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)(b)(c)の3つです。
【(d)が誤り ―― 20kmまでではない】
国際民間航空機関が採用している標準大気は、地上20kmまでではなく、それよりはるかに上まで規定されています。
標準大気は、高度による気温・気圧・密度の関係を定めた取り決めです。高度計の目盛りや性能計算の共通の物差しとして使われるため、実用上必要な高度を十分に超える範囲まで定義されています。
【正しい三つ】
(a)平均海面高度での標準大気圧 …… 29.92inHg
(1013.25hPa、760mmHg と同じ値です)
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(b)気温の減率 …… 0~11kmまでは6.5℃/km
(2℃/1,000ft とほぼ同じ割合です)
(c)平均海面高度での気温 …… 15℃
【数値の言い換えに慣れる】
同じ値が単位を変えて出題されます。
気圧 …… 29.92inHg = 1013.25hPa = 760mmHg
減率 …… 6.5℃/km ≒ 2℃/1,000ft
気温 …… 15℃ = 59℉
11kmで気温は 15 - 6.5×11 = -56.5℃ となり、そこから上はしばらく一定です。この-56.5℃も頻出の数値です。
【なぜ取り決めが要るのか】
実際の大気は場所と時刻で違います。それでも高度計が同じ指示を示し、性能計算が比較できるようにするには、共通の基準が必要です。標準大気はそのための約束事であって、実在する大気の平均そのものではありません。
出典:令和5年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空気象 問15(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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