高層断面図に関する記述で誤りはどれか。…
航空気象 第17問
高層断面図に関する記述で誤りはどれか。
- (1)風のシヤーの把握としては、等風速線の混んでいる位置に注意する。
- (2)高層断面図は大気を鉛直にとらえた解析図である。
- (3)水蒸気が少ない上層では、圏界面から等温位線が傾斜し温位傾度が緩む場所が、前線に対応している。
- (4)等風速線によりジェット気流の位置、強さがわかる。
正答 (3)
正答は (3)。前線に対応するのは、温位傾度が大きくなる場所です。
【高層断面図とは】
大気を鉛直に切って見た解析図です。横軸に水平距離(緯度など)、縦軸に気圧(高度)をとり、等温位線や等風速線を描きます。
平面図の天気図が「ある高さの水平な切り口」を見るのに対し、断面図は「縦の切り口」を見るので、前線面の傾きやジェット気流の広がりが立体的にとらえられます。
【(3)のどこが誤りか】
前線は、暖気と寒気が接している面です。そこでは温位が短い距離で大きく変わるので、等温位線が混み合い、温位傾度は大きくなります。
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記述(3)は「温位傾度が緩む場所が前線に対応」としており、これは逆です。等温位線が傾斜して混んでいる帯を追えば、前線面の位置と傾きがわかります。
【ほかの選択肢】
(1)風のシヤーを見るには、等風速線が混んでいる位置に注意します。短い距離で風速が大きく変わるところが乱気流の候補です。
(2)高層断面図は大気を鉛直にとらえた解析図です。
(4)等風速線によってジェット気流の位置と強さがわかります。強風軸は等風速線が同心円状に閉じた中心として現れます。
【混んでいる=危ない】
等温位線が混む → 前線面
等風速線が混む → シヤーと乱気流
どちらも「線が混んでいるところを探す」のが断面図の読み方です。
出典:令和5年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空気象 問17(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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