航空機の安定性に関する説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…
航空工学 第5問
航空機の安定性に関する説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)静安定が負とは、じょう乱を受けたとき元の姿勢に戻らず、変位が大きくなることをいう。(b)動安定が中立とは、じょう乱を受けたとき振幅が時間の経過と共に小さくなっていくことをいう。(c)静安定が正とは、じょう乱を受けたとき元の姿勢に戻らず、その姿勢を維持することをいう。(d)動安定が負とは、じょう乱を受けたとき時間の経過と共に一定の振幅を繰り返すことをいう。
- (1)1
- (2)2
- (3)3
- (4)4
- (5)なし
正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(a)だけです。
【静安定と動安定】
静安定 …… じょう乱を受けた直後、元へ戻ろうとするか
動安定 …… 時間が経つにつれて振幅がどうなるか
それぞれに正・中立・負があります。
静安定が正 …… 元の姿勢に戻ろうとする
静安定が中立 …… 戻りも離れもせず、その姿勢を維持する
静安定が負 …… 元に戻らず、変位が大きくなる
動安定が正 …… 振幅が時間とともに小さくなる(収束)
動安定が中立 …… 振幅が一定のまま繰り返す
動安定が負 …… 振幅が時間とともに大きくなる(発散)
解説の続きをみる続きを閉じる
【記述を当てはめる】
(a)静安定が負 = 元に戻らず変位が大きくなる → 正しい
(b)動安定が中立 = 振幅が小さくなる → 誤り
振幅が小さくなるのは動安定が正です。
(c)静安定が正 = 元に戻らずその姿勢を維持 → 誤り
姿勢を維持するのは静安定が中立です。
(d)動安定が負 = 一定の振幅を繰り返す → 誤り
一定の振幅は動安定が中立です。
【一段ずつずらした作り】
(b)(c)(d)はいずれも、正・中立・負を一つ隣にずらした定義になっています。三つとも「それらしく」読めるため、表の形で覚えていないと見分けがつきません。
【静安定が負なら動安定は問えない】
元に戻ろうとしない機体では、そもそも振動が起こりません。つまり静安定が正でなければ動安定は成り立ちません。静安定が先、動安定が後、という順序関係も押さえておいてください。
出典:令和5年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空工学 問5(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
この問題はほかの試験・回でも出ています
「航空工学」のほかの問題
- 令和2年7月期 第13問空気圧系統(Pneumatic System)装備機におけるその働き(a)~(d)のうち
- 令和3年7月期 第3問翼端失速の防止策(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選
- 令和4年7月期 第1問フラッタに関する説明で正しいものはどれか。
- 平成31年3月期 第2問層流と乱流の性質(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選
- 令和元年7月期 第2問飛行機の安定性に影響を与える要素(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~
- 令和2年3月期 第4問バフェットに関する説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中
スポンサーリンク

