油圧系統に装備されている装置(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

航空工学 第4問

油圧系統に装備されている装置(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)動力ポンプは航空機油圧系統の第1エネルギ源である。(b)アキュムレータは作動液に圧力を加えた状態で貯蔵する。(c)アクチュエータは作動液の圧力エネルギを仕事の力に変換する。(d)ラム・エア・ポンプ(ラム・エア・タービン)は非常用油圧ポンプとして、空気によって羽根を回しポンプを駆動する。

正答 (4)
正答は (4)。四つとも正しい記述です。 【(a)動力ポンプ】 航空機の油圧系統の第1のエネルギ源です。通常はエンジンのアクセサリ・ギアボックスから駆動され、作動液に圧力を与えます。一般的な系統圧力は3,000psiです。 【(b)アキュムレータ】 作動液に圧力を加えた状態で貯蔵する装置です。内部は窒素ガスで予圧されており、次の働きをします。 ・ポンプの脈動を吸収する ・急に大量の作動液が要るときに補う ・ポンプが止まってもしばらく圧力を保つ(非常時のブレーキなど) 【(c)アクチュエータ】
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作動液の圧力エネルギを仕事(力と動き)に変換する装置です。シリンダとピストンで直線運動を、モータで回転運動をつくります。 ポンプ …… 仕事 → 圧力(エネルギを与える側) アクチュエータ …… 圧力 → 仕事(エネルギを使う側) 【(d)ラム・エア・タービン】 非常用の動力源です。機外に展開した羽根を飛行中の空気で回し、油圧ポンプや発電機を駆動します。 全エンジンが停止しても、機体が飛んでいるかぎり風は当たります。その風だけを頼りに、最低限の操縦系統を生かすための装置です。 【系統の全体像】 リザーバ(貯める) → ポンプ(圧力を与える) → アキュムレータ(ためて平す) → 各種バルブ(配る) → アクチュエータ(仕事をする) → リザーバへ戻る それぞれの役割が重ならないよう整理しておけば、名称の入れ替えを狙った出題にも対応できます。

出典:令和5年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空工学 問4(国土交通省 公表)出典元ページ

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