単一エネルギーの細いエックス線束が物体を透過するときの減弱に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…

エックス線の管理に関する知識 第5問

単一エネルギーの細いエックス線束が物体を透過するときの減弱に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

正答 (5)
正答は (5)。これが誤りです。比が逆になっています。 10分の1価層と半価層の関係は、次のとおりです。 10分の1価層 = 半価層 × 3.32 10分の1まで減らすには、半分にするより厚さが要ります。ですから10分の1価層のほうが大きい値です。設問の式は半価層より小さい値を与えるので、向きが逆です。 【3.32という数字】 半分にするのを何回繰り返せば10分の1になるか 2分の1を3回で8分の1、4回で16分の1。10分の1はその間なので、およそ3.3回。この回数がそのまま厚さの比になります。
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【ほかの選択肢】 (1) 鉄の半価層は鉛の半価層より大きい    正しい (2) 半価層の値は、線量率が高くなっても変化しない                         正しい (3) 軟エックス線のほうが半価層は小さい   正しい (4) 1MeV程度までは、エネルギーが高いほど鉄の半価層は   大きくなる               正しい 【半価層とは】 エックス線の強さを半分にする物質の厚さ 遮蔽の能力が高い物質ほど、薄くて済みます。だから鉛の半価層は鉄より小さくなります。半価層が小さい=よく遮蔽するという向きを取り違えないようにします。 【(2)が正しいわけ】 半価層は、その物質とそのエネルギーで決まる性質 光子が1秒間に何個来るか(線量率)は、1個あたりの通りやすさには関係しません。だから線量率を変えても半価層は動きません。 【(3)と(4)は同じことを言っている】 エネルギーが低い(軟エックス線) → 半価層が小さい エネルギーが高い(硬エックス線) → 半価層が大きい エネルギーが高いほど物質を通り抜けやすいので、止めるのに厚みが要ります。

出典:エックス線作業主任者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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