次のAからDの放射線影響について、その発症にしきい線量が存在するものの全ての組合せは(1)〜(5)のうちどれか。…
エックス線の生体に与える影響に関する知識 第36問
次のAからDの放射線影響について、その発症にしきい線量が存在するものの全ての組合せは(1)〜(5)のうちどれか。A 白血球減少B 永久不妊C 甲状腺がんD 脱毛
- (1)A,B,D
- (2)A,C
- (3)A,C,D
- (4)B,C
- (5)B,D
正答 (1)
正答は (1)。A、B、Dです。
しきい線量があるのは確定的影響です。確率的影響にはしきい線量がありません。
【しきい線量があるもの】
A 白血球減少 造血機能の低下。確定的影響
B 永久不妊 生殖腺の障害。確定的影響
D 脱毛 毛のうの障害。確定的影響
【しきい線量が無いもの】
C 甲状腺がん がんは確率的影響
がんと遺伝的影響だけが確率的影響である、という線引きを当てはめれば、Cだけが外れると分かります。
【しきい線量の目安】
一時的不妊(男性) およそ0.15グレイ
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永久不妊(男性) およそ3.5グレイ
永久不妊(女性) およそ2.5グレイ
脱毛 およそ3グレイ
皮膚の紅斑 およそ3グレイ
白内障 およそ0.5グレイ
造血機能の低下 およそ0.5グレイ
数字を細かく覚える必要はありませんが、一時的不妊が最も低いことは押さえておきます。
【なぜ確定的影響にしきい線量があるのか】
組織には予備の細胞があり、少し失われても働きは保たれる
一定の割合を超えて失われたときに、はじめて症状が出る
だから「ここから先」という線が引けます。
【なぜ確率的影響に無いのか】
1個の細胞の遺伝子が傷ついただけでも、がんの発端になりうると考えられている
どれほど小さい線量でも確率はゼロにならない、という前提に立って防護の基準が作られています。
出典:エックス線作業主任者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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