組織加重係数に関する次のAからDの記述のうち、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。…

エックス線の生体に与える影響に関する知識 第35問

組織加重係数に関する次のAからDの記述のうち、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。A 組織加重係数は、各組織・臓器の確定的影響に対する相対的な放射線感受性を表す係数である。B 組織加重係数は、骨髄より生殖腺の方が大きい。C 全ての組織・臓器の組織加重係数の合計は、1である。D 被ばくした組織・臓器の等価線量に組織加重係数を乗じて足し合わせることにより、実効線量を得ることができる。

正答 (5)
正答は (5)。C,D が正しい記述です。 【正しいもの】 C 全ての組織・臓器の組織加重係数の合計は1である D 被ばくした組織・臓器の等価線量に組織加重係数を乗じて   足し合わせることにより、実効線量を得ることができる 【誤っているもの】 A 組織加重係数は、確率的影響に対する相対的な放射線感受性を   表す係数 → 「確定的影響」は誤り B 組織加重係数は、骨髄(0.12)のほうが生殖腺(0.08)より   大きい → 記述は逆 【組織加重係数】 体全体を1としたとき、その組織が受け持つ割合
解説の続きをみる続きを閉じる
全部を足すと1になります(C)。だから、一つ一つは必ず1より小さいことになります。 【主な値】 0.12  赤色骨髄、結腸、肺、胃、乳房 0.08  生殖腺 0.04  膀胱、食道、肝臓、甲状腺 0.01  骨表面、脳、唾液腺、皮膚 骨髄0.12 > 生殖腺0.08です。かつて生殖腺は0.20と最も大きい値でしたが、遺伝的影響の推定が見直されて下がりました。 【なぜ確率的影響なのか】 組織加重係数は、がんの起こりやすさの重み 確定的影響(脱毛、白内障など)は、しきい値を超えなければ起こらないものです。線量を足し合わせて全身の危険度を出す、という考え方になじみません。 確率的影響はしきい値がなく、線量に比例して確率が増えるとされるので、足し合わせることに意味があります。 【二つの加重係数】 放射線加重係数 放射線の種類による重み   吸収線量 × 放射線加重係数 = 等価線量 組織加重係数  組織による重み   等価線量 × 組織加重係数 の合計 = 実効線量 二段構えです。Dはこの二段目を述べています。 【エックス線の放射線加重係数】 1 だから、エックス線では吸収線量と等価線量が同じ数値になります。

出典:エックス線作業主任者 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「エックス線の生体に与える影響に関する知識」のほかの問題

  1. 2024年下半期(2025年4月公表) 第35問エックス線の直接作用と間接作用に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  2. 2025年上半期(2025年10月公表) 第34問ヒトが一時に全身にエックス線の照射を受けた場合の早期影響に関する次の記述のうち、誤ってい
  3. 2023年上半期(2023年10月公表) 第32問放射線によるDNAの損傷と修復に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  4. 2023年上半期(2023年10月公表) 第40問放射線による遺伝的影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  5. 2023年下半期(2024年4月公表) 第38問放射線の被ばくによる確率的影響及び確定的影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  6. 2024年上半期(2024年10月公表) 第36問次のAからDの放射線影響について、その発症にしきい線量が存在するものの全ての組合せは(1

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク