図は、ヒト免疫グロブリンG(IgG)の構造を模式的に示したものである。領域A~領域Eで示したIgG の部分構造に関する記…
薬学理論問題(生物) 第118問
図は、ヒト免疫グロブリンG(IgG)の構造を模式的に示したものである。領域A~領域Eで示したIgG の部分構造に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)領域Aは、個体ごとに決められた一定のアミノ酸配列を示す。
- (2)領域Bで、N︲結合型の糖鎖修飾がなされている。
- (3)領域Cでは、2 本のH 鎖がシステイン残基間で共有結合している。
- (4)領域Dは、マクロファージの細胞膜上の受容体に結合する。
- (5)領域Eにより、IgG のサブクラスが決定される。
正答 (3)(4)
正答は (3)と(4)。領域Cはヒンジ部で2本の H 鎖がジスルフィド結合でつながり、領域Dは Fc 部でマクロファージの Fc 受容体に結合します。
図の領域Aは H 鎖と L 鎖の先端の可変部、Bは H 鎖の定常部の一部(CH1)と L 鎖の定常部、Cはヒンジ部、Dは Fc 部(CH2・CH3)、Eは L 鎖の定常部です。Fc 部は、食細胞の Fcγ 受容体への結合(オプソニン作用)や補体の活性化を担います。
【ほかの選択肢】
(1) 可変部の配列は B 細胞のクローンごとに異なり、抗原の結合部位をつくる。個体ごとに一定ではない 誤り
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(2) IgG の N-結合型糖鎖は、Fc 部の CH2 ドメイン(領域D)に付く 誤り
(5) サブクラス(IgG1〜IgG4)は H 鎖の定常部で決まる。領域Eは L 鎖の定常部で、κ鎖・λ鎖の型を決める 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問118(厚生労働省 公表)出典元ページ
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