天然及び人工放射性核種に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。…
薬学理論問題(衛生) 第138問
天然及び人工放射性核種に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)食品から摂取される天然放射性核種の中で、最も量が多いのは⁴⁰K である。
- (2)⁴⁰K は、α 線を放出して崩壊する。
- (3)体内に取り込まれた人工放射性核種¹³⁷Cs は、生体内で筋肉(全身)に集積する。
- (4)物理学的半減期が28.8 年である⁹⁰Sr の生物学的半減期を50 年とすると、実効半減期は31.2 年となる。
- (5)²²⁶Ra などの天然放射性核種から放出されるα 線は、β⁻ 線及びγ 線と比較して、体内被曝による生体損傷が小さい。
正答 (1)(3)
正答は (1)と(3)。食品からの天然放射性核種は⁴⁰K が最も多く、¹³⁷Cs はカリウムに似て筋肉など全身に分布します。
カリウムには一定の割合で⁴⁰K が含まれるので、カリウムを含む食品から必ず取り込まれます。
実効半減期=1÷(1/28.8+1/50)
=28.8×50÷(28.8+50)
≒18.3 年
【ほかの選択肢】
(2) ⁴⁰K は主にβ⁻壊変(一部は電子捕獲)で崩壊する。α線は出さない 誤り
(4) 計算すると実効半減期は約18.3年で、31.2年ではない。実効半減期は物理学的半減期・生物学的半減期のどちらよりも短くなる 誤り
(5) α線は飛ぶ距離が短く、そのぶん局所にエネルギーを集中して与えるので、体内被曝ではβ⁻線やγ線より生体への損傷が大きい 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問138(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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