図は、健常人が絶食後に同じ重量の食品A又はBを摂取した後の血糖値と、食品Aを摂取した後の血中インスリン濃度について考えら…
薬学理論問題(衛生) 第126問
図は、健常人が絶食後に同じ重量の食品A又はBを摂取した後の血糖値と、食品Aを摂取した後の血中インスリン濃度について考えられる経時変化を示したものである。食品A又はBは、精白米又は玄米のいずれかである。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)食品Aよりも、食品Bの方がグリセミックインデックス(GI)値が低い。
- (2)食品Aよりも、食品Bの方が糖尿病の発症リスクを高める作用がある。
- (3)食品Aを摂取してから 30 分経過した時点では、摂取前よりもインスリンの分泌量が増加し、グリコーゲンの分解が促進されている。
- (4)食品Aを摂取してから 60 分経過した時点では、インスリン依存的に活性化されたナトリウム-グルコース共輸送体 1(SGLT1)により筋肉にグルコースが取り込まれている。
- (5)難消化性デキストリンを食品Aと同時に摂取すると、食品A摂取後の血糖値の最大値が低くなる。
正答 (1)(5)
正答は (1)と(5)。血糖の上がり方が小さいB(玄米)のほうが GI 値が低く、難消化性デキストリンは糖の吸収をゆるやかにして血糖の山を下げます。
図で、A は食後40分ほどで150 mg/dL 近くまで上がり、B は110 mg/dL 程度の山にとどまります。食物繊維の多い玄米が B、精白米が A です。GI 値は、食後の血糖の上がり方を基準の食品と比べた値で、B のほうが低くなります。
【ほかの選択肢】
(2) 血糖を急に上げる A(GI 値が高い)のほうが、糖尿病の発症リスクを高めると考えられる 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(3) 30分ではインスリンが増え、グリコーゲンの合成が進み、分解は抑えられている 誤り
(4) 筋肉にインスリン依存的にグルコースを取り込むのは GLUT4。SGLT1 は小腸でのグルコースの吸収に働く 誤り
【ポイント】
難消化性デキストリンは、「食後の血糖値の上昇をおだやかにする」特定保健用食品の関与成分です。
出典:第111回 薬剤師国家試験 問126(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「薬学理論問題(衛生)」のほかの問題
- 2022年(令和4年) 第124問図は、我が国のリスク要因別の関連死亡者数を示したものである。リスク要因a~cの組合せとし
- 2023年(令和5年) 第121問糖化反応は生体内や食品中で起こる普遍的な反応である。糖尿病の診断に用いられ、血糖コントロ
- 2023年(令和5年) 第137問地球環境保全の国際的な取組に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 2024年(令和6年) 第134問化学物質の毒性試験に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 2025年(令和7年) 第129問特別用途食品と保健機能食品に関する記述として正しいのはどれか。2つ選べ。
- 2021年(令和3年) 第123問母子感染に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
スポンサーリンク


