下図は、細胞周期を表しており、G₁ 期→ア期→G₂ 期→イ期→G₁ 期の順に連続して起こる事象を経て、2 つの娘細胞にな…
薬学理論問題(生物) 第113問
下図は、細胞周期を表しており、G₁ 期→ア期→G₂ 期→イ期→G₁ 期の順に連続して起こる事象を経て、2 つの娘細胞になる過程を示している。次の記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- (1)ア期に、DNA が合成される。
- (2)イ期が進行するには、微小管の働きが必要である。
- (3)ウ期の細胞が多い細胞集団は、細胞増殖が速いと考えられる。
- (4)細胞周期の進行には、周期に応じて活性化されるキナーゼが関わっている。
- (5)がん抑制遺伝子産物には、細胞周期の進行を止めるタンパク質がある。
正答 (3)
正答は (3)。図のウ期は、細胞周期から外れて増殖を止めた G₀ 期で、この細胞が多い集団は細胞増殖が遅いと考えられるので、この記述が誤りです。
図では、ア期が DNA 合成期(S 期)、イ期が分裂期(M 期)、ウ期は分裂後に周期から外れて休止する G₀ 期です。神経細胞や肝細胞など、多くの分化した細胞は G₀ 期にあります。
【ほかの選択肢】
(1) ア期は S 期で、DNA が複製される 正しい
(2) イ期は M 期で、紡錘体(微小管)が染色体を分配する 正しい
(4) サイクリンと結合して活性化されるサイクリン依存性キナーゼ(CDK)が周期を進める 正しい
(5) p53 や Rb タンパク質は、細胞周期の進行を止める 正しい
出典:第108回 薬剤師国家試験 問113(厚生労働省 公表)出典元ページ
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