イヌリンを点滴静注するとき、定常状態における血漿中イヌリン濃度(Cₚ)、糸球体ろ過された直後の尿(原尿)に含まれるイヌリ…
必須問題(薬剤) 第45問
イヌリンを点滴静注するとき、定常状態における血漿中イヌリン濃度(Cₚ)、糸球体ろ過された直後の尿(原尿)に含まれるイヌリンの濃度(C原尿)及び排泄される尿に含まれるイヌリンの濃度(C尿)の関係を最も適切に表しているのはどれか。1つ選べ。
- (1)Cₚ ≒ C原尿 ≒ C尿
- (2)Cₚ ≒ C原尿 > C尿
- (3)Cₚ ≒ C原尿 < C尿
- (4)Cₚ > C原尿 > C尿
- (5)Cₚ < C原尿 < C尿
正答 (3)
正答は (3)。イヌリンは自由にろ過されるので原尿の濃度は血漿と同じですが、尿細管で水だけが再吸収されるため、尿では濃縮されます。
イヌリンは血漿タンパクに結合せず、糸球体で自由にろ過されるので Cₚ≒C原尿 です。尿細管では再吸収も分泌もされない一方、原尿の水の大部分(約99%)は再吸収されます。このためイヌリンは尿中で濃縮され、C尿 は C原尿 より大きくなります。この性質から、イヌリンのクリアランスは糸球体ろ過速度(GFR)に等しくなります。
【ほかの選択肢】
(1) Cₚ≒C原尿≒C尿 水の再吸収による濃縮を見落としている 誤り
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(2) C原尿>C尿 尿細管での再吸収がある物質の場合で、イヌリンには当たらない 誤り
(4) Cₚ>C原尿>C尿 タンパク結合がない物質では Cₚ と C原尿 は等しい 誤り
(5) Cₚ<C原尿<C尿 原尿の濃度が血漿より高くなることはない 誤り
【ポイント】
イヌリンはろ過されるだけ。だから GFR の測定に使えます。
出典:第111回 薬剤師国家試験 問45(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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