次の記述は、短波(HF)帯の電離層伝搬における減衰について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下…
無線工学 無線工学 A-17
次の記述は、短波(HF)帯の電離層伝搬における減衰について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。(1) 電波がD層またはE層を通過するとき、電波はエネルギーの一部を失うため減衰する。この減衰を第一種減衰といい、減衰の大きさは周波数が低いほど[A]なる。(2) 電波がE層またはF層で反射するときに受ける減衰を第二種減衰といい、減衰の大きさは周波数が低いほど[B]。また、第二種減衰は周波数が最高使用可能周波数(MUF)に近づくほど急激に[C]なる。
- (1)A: 小さく B: 小さい C: 小さく
- (2)A: 小さく B: 大きい C: 大きく
- (3)A: 小さく B: 大きい C: 小さく
- (4)A: 大きく B: 小さい C: 大きく
- (5)A: 大きく B: 小さい C: 小さく
正答 (4)
正答は (4)。
【結論】
A 第一種減衰は、電波がD層やE層を突き抜けるときに受ける減衰です。周波数が低いほど電子の振動による損失が大きく、減衰は大きくなります(おおむね周波数の2乗に反比例します)。
B 第二種減衰は、電波がE層やF層で反射するときに受ける減衰です。周波数が低い電波は電離層の浅い所で反射されるので、減衰は小さくなります。
C 周波数が高くなって最高使用可能周波数(MUF)に近づくと、電波は電離層の奥深くまで入り込んでから反射されるので、第二種減衰は急激に大きくなります。
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したがって「大きく・小さい・大きく」の (4) です。
【誤りの選択肢】
(1) (2) (3) 第一種減衰は、周波数が低いほど大きくなります
(2) (3) 第二種減衰は、周波数が低いほど小さくなります
(1) (3) (5) MUFに近づくと第二種減衰は大きくなります
【覚え方】
第一種(突き抜けるとき)は「低い周波数ほど大きい」、第二種(反射するとき)は「高い周波数ほど大きい」と、向きが逆になります。
出典:2026年(令和8年)5月期 第二級アマチュア無線技士 無線工学 A-17(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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