発破後及び不発の場合の措置について適切なものは、次のうちどれか。…
発破の方法 第2問
発破後及び不発の場合の措置について適切なものは、次のうちどれか。
- (1)発破後、不発火薬類が残ったので、不発の発破孔からゴムホースなどによる水流で込め物及び火薬類を流し出し、不発火薬類を回収した。
- (2)発破後、不発火薬類が残ったので、不発の発破孔から50㎝離してさく岩機により平行にせん孔して発破を行い、不発火薬類を処理した。
- (3)坑道式の発破で導火線発破後、10分経過してから有害ガスを除去するとともに、落石などによる危険の有無を点検し、安全と認められたので発破場所に立ち入った。
- (4)電気発破の点火を行ったが爆発しなかったので、発破母線を発破器から取り外してその端を短絡させ、再点火防止措置を講じた後、直ちに確認のため火薬類装塡箇所に接近した。
- (5)導火線発破の点火を行ったが爆発しなかったので、点火後10分を経過してから確認のため火薬類装塡箇所に接近した。
正答 (1)
正答は (1)。これが適切な措置です。
不発の発破孔から、ゴムホースなどによる水流で込め物及び火薬類を流し出し、不発火薬類を回収するのは、認められた処理方法です。
【水流による処理】
水の力で、そっと押し流す
込め棒でつついたり、掘り返したりすれば、摩擦や衝撃で爆発するおそれがあります。水流なら、そうした刺激を与えません。
【ほかの選択肢】
(2) 不発の発破孔から50cm離して平行にせん孔 → 60cm以上
(手掘りの場合は30cm以上)離さなければならない
(3) 坑道式の発破後、10分経過してから立ち入った
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→ 坑道式発破は、発破後30分を経過して安全と認めた後でなければ
立ち入れない(火薬類取締法施行規則第56条)
(4) 電気発破で爆発しなかったとき、母線を取り外して短絡させた後
直ちに接近 → 5分以上経過しなければならない
(5) 導火線発破で爆発しなかったとき、点火後10分で接近
→ 15分以上経過しなければならない
【接近してよい時間】
電気発破 発破母線を発破器から取り外して短絡させ、
再点火防止措置を講じた後、5分以上
導火線発破 点火後15分以上
【なぜ導火線のほうが長いのか】
導火線は、燃えている途中かもしれない
電気発破は、母線を外してしまえばもう電気は流れません。しかし導火線は、いったん火が付けば自分で燃え進みます。遅れて爆発するおそれがあるので、長く待ちます。
【60cm以上離すわけ】
近すぎると、新しい孔が不発孔に届いてしまう
せん孔中に不発の火薬に当たれば、その場で爆発します。十分な距離をとり、平行にあけることで、近づきすぎるのを防ぎます。手掘りなら力が弱いので30cm以上とされています。
【不発が出たときの原則】
あわてて近づかない
(3)(4)(5)は、いずれも待つ時間が足りないという誤りです。
時間の数字を覚えるとともに、なぜ待つのかを押さえておきます。
出典:発破技士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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