電気雷管80個を直列に結線し、電気発破器によって斉発する場合の最低の電圧として、最も近いものは次のうちどれか。…

発破の方法 第3問

電気雷管80個を直列に結線し、電気発破器によって斉発する場合の最低の電圧として、最も近いものは次のうちどれか。ただし、電気雷管1個当たりの抵抗は1Ω(脚線の抵抗を含む。)、発破母線は往復の長さで500mのものを使用し、その1m当たりの抵抗は0.02Ω、補助母線は往復の長さで100mのものを使用し、その1m当たりの抵抗は0.01Ωとする。また、発破器の内部抵抗は1Ωで電気雷管1個当たりの所要電流は安全率をみて2Aとする。

正答 (5)
正答は (5)。184V です。 【全抵抗を求める】 電気雷管  80個 × 1Ω = 80Ω 発破母線  500m × 0.02Ω/m = 10Ω 補助母線  100m × 0.01Ω/m = 1Ω 発破器の内部抵抗         = 1Ω 合計 = 80 + 10 + 1 + 1 = 92Ω 【必要な電圧】 電圧 = 抵抗 × 電流(オームの法則) 92 × 2A = 184V 【解く順序】 ① 雷管の抵抗(個数 × 1個あたり) ② 母線の抵抗(長さ × 1mあたり)
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③ 発破器の内部抵抗を忘れずに足す ④ 合計抵抗 × 所要電流 【直列だから足せる】 直列結線では、抵抗はそのまま足し算 80個の雷管を直列につなげば、抵抗は80倍になります。そのぶん高い電圧が要りますが、すべての雷管に同じ電流が流れるという利点があります。電気発破で直列結線が原則なのは、このためです。 【母線の長さは「往復」で与えられている】 問題文は「往復の長さで500m」と断っています 行きと帰りを合わせた長さです。さらに2倍する必要はありません。ここを勘違いして倍にすると、答えが大きくずれます。 【発破器の内部抵抗】 電源そのものにも抵抗がある これを忘れると、92Ωが91Ωとなり、182V(選択肢(4))になります。紛らわしい選択肢が用意されています。 【選択肢の見分け】 (4) 182V → 発破器の内部抵抗を落とした場合 (3) 180V → 補助母線と発破器の抵抗(各1Ω)を落とした場合(90Ω × 2) (1)(2)  → 桁が違う 【所要電流に安全率をみる】 電気雷管1個あたりの所要電流は2A 実際に発火するのに必要な電流はもっと小さいのですが、確実に起爆させるため、余裕をみた値を使います。

出典:発破技士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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