電気発破の作業及び導火線発破の作業を行うときの作業の指揮者の職務として、適切でないものは次のうちどれか。…
発破の方法 第8問
電気発破の作業及び導火線発破の作業を行うときの作業の指揮者の職務として、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)電気発破の作業において、点火の合図者を指名し、点火場所について指示すること。
- (2)電気発破の作業において、点火前に危険区域内から労働者が退避したことを確認すること。
- (3)電気発破の作業において、当該作業に従事する労働者に対し、退避の場所及び経路を指示すること。
- (4)導火線発破の作業において、点火前に、点火作業に従事する労働者以外の労働者に対して退避を指示すること。
- (5)電気発破及び導火線発破の作業において、不発の装薬又は残薬の有無について点検すること。
正答 (1)
正答は (1)。これが適切でない記述です。
電気発破の作業において、「点火の合図者を指名する」という職務は定められていません。指揮者が指示するのは、点火場所や点火の順序及び区分です。
【電気発破の作業における指揮者の職務】
点火前に、装塡された火薬類の数量及び発破孔に通ずる電線の数を確認すること
点火前に、危険区域内から労働者が退避したことを確認すること
退避の場所及び経路を指示すること
点火場所について指示すること
点火の順序及び区分について指示すること
発破後、不発の装薬又は残薬の有無について点検すること
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【合図に関する職務は導火線発破のもの】
点火の合図をすること
点火作業に従事した労働者に対し、退避の合図をすること
→ これらは導火線発破の作業における職務
【なぜ発破の種類で分かれるのか】
点火する人が、どこにいるかが違う
電気発破 遠隔で点火する → 点火する者も安全な場所
導火線発破 一本ずつ火を付ける → 点火する者は現場に残る
導火線発破では、点火した者を呼び戻す合図が要ります。電気発破では、全員が退避したことを確認してから点火するので、退避の合図という場面がありません。
作業のかたちが違えば、必要な職務も変わるのです。
【ほかの選択肢】
(2) 電気発破で、点火前に危険区域内から労働者が退避したことを
確認する 適切
(3) 電気発破で、労働者に対し退避の場所及び経路を指示する
適切
(4) 導火線発破で、点火前に点火作業に従事する労働者以外の
労働者に対して退避を指示する 適切
(5) 電気発破及び導火線発破で、不発の装薬又は残薬の有無に
ついて点検する 適切
【(4)の「点火作業に従事する労働者以外」】
導火線発破では、点火する人は現場に残る
一本ずつ火を付けていくのですから、その間は残らざるを得ません。だから、それ以外の者を先に退避させます。点火した者は、すべて点火し終えてから退避します。
電気発破なら、全員が退避してから遠隔で点火できます。この違いが、職務の書き分けに表れています。
【発破後の点検】
不発の装薬又は残薬の有無
これを怠ると、次の掘削で残った火薬に当たり、事故になります。
出典:発破技士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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