鋼製ボイラー(小型ボイラーを除く。)の安全弁に関し、その内容が法令に定められていないものは次のうちどれか。…
関係法令 第36問
鋼製ボイラー(小型ボイラーを除く。)の安全弁に関し、その内容が法令に定められていないものは次のうちどれか。
- (1)貫流ボイラー以外の蒸気ボイラーの安全弁は、ボイラー本体の容易に検査できる位置に直接取り付け、かつ、弁軸を鉛直にしなければならない。
- (2)貫流ボイラーには、ボイラー本体と気水分離器の出口付近のそれぞれに安全弁を取り付け、安全弁の吹出し総量を最大蒸発量以上にしなければならない。
- (3)過熱器には、過熱器の出口付近に過熱器の温度を設計温度以下に保持することができる安全弁を備えなければならない。
- (4)蒸気ボイラーには、安全弁を2個以上備えなければならないが、伝熱面積が50m²以下の蒸気ボイラーにあっては、安全弁を1個とすることができる。
- (5)水の温度が120℃を超える温水ボイラーには、内部の圧力を最高使用圧力以下に保持することができる安全弁を備えなければならない。
正答 (2)
正答は (2)。これが法令に定められていません。
貫流ボイラーについて定められているのは、最大蒸発量以上の吹出し量の安全弁を、過熱器の出口付近に取り付けることができる、ということです。本体と気水分離器の出口付近のそれぞれに取り付ける、という定めはありません。
貫流ボイラーは管系だけでできており、本体と過熱器が一続きになっています。途中に弁がないので、出口で圧力を逃がせば全体を守れます。
【安全弁について法令が定めていること】
取付け 貫流ボイラー以外の蒸気ボイラーの安全弁は、ボイラー本体の
解説の続きをみる続きを閉じる
容易に検査できる位置に直接取り付け、弁軸を鉛直にする
過熱器 過熱器の出口付近に、過熱器の温度を設計温度以下に保持することが
できる安全弁を備える
個数 蒸気ボイラーには2個以上。ただし伝熱面積50m²以下の
蒸気ボイラーでは1個とすることができる
温水ボイラー 水の温度が120℃を超えるものには、内部の圧力を最高使用圧力
以下に保持することができる安全弁を備える
【過熱器の安全弁が「温度」を保持するわけ】
過熱器で困るのは、圧力が上がることより、蒸気の流れが止まって管が焼けること
条文が「設計温度以下に保持する」と書かれているのは、そのためです。安全弁が吹けば蒸気が流れ、管が冷やされます。
【弁軸を鉛直にするわけ】
傾いていると弁体が偏って当たり、決まった圧力で吹かなくなる
出典:一級ボイラー技士 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「関係法令」のほかの問題
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第36問ボイラー(小型ボイラーを除く。)の定期自主検査について、法令上、適切でないものは次のうち
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第34問ボイラー取扱作業主任者の職務に関する記述について、法令上、定められていないものは次のうち
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第32問ボイラー(移動式ボイラー、屋外式ボイラー及び小型ボイラーを除く。)の設置場所等に関するA
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第40問鋳鉄製ボイラー(小型ボイラーを除く。)に関し、その内容が法令に定められていないものは次の
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第38問鋼製ボイラー(小型ボイラーを除く。)の安全弁及び逃がし弁に関し、その内容が法令に定められ
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第36問ボイラー(小型ボイラーを除く。)の変更届及び変更検査について、法令上、適切でないものは次
スポンサーリンク

